7人の神様は国籍も様々で普段は個別に祭られている。
恵比寿神(日本・商売繁盛)
大黒天(インド・五穀豊穣)
毘沙門天(インド・勝利)
弁財天(インド・芸能)
寿老人(中国・不老不死)
福禄寿(中国・延命厄除け)
布袋(禅僧・子宝)
日本固有の考え方で、成立は室町時代末期に亰の町衆文化の中で成立したと考えられており、7人になったのはラッキー7にあやかってできたものではなく、仏教には「7」のつく言葉が極めて多く、特別な位置を占める数だったからだという説がある。
七神七様の個性にあふれ、ご利益も七通り。一つの宝船に乗り合わせているというバラエティにとんだ講成が、民衆の中で流行り廃りを繰り返してきた「福の神」のなかにあって根強く残ってきた。
参考資料:『福神信仰』, (ひろちさや/著 集英社 1987)
参考資料:『ふくもの』, (上大岡 トメ/著 小学館 2005)
参考資料:『七福神信仰辞典』, (宮田 登/著 戒光祥出版 1998)
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