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J.F.ケネディ大統領が就任間もなく、日本人記者とのインタビューで尊敬する人物として、上杉鷹山の名前をあげた。この時の記事を探している。(市川市中央図書館)

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朝日新聞記事データベースにて、ケネディ大統領就任中の 1961~1963年までの記事を検索するが、ヒットしなかった。 この話自体は『名指導者上杉鷹山に学ぶ』(鈴村進/著 三笠書房 1992)、『日本史探訪』(角川書店/編 角川書店 1984)等、さまざまな著書に引用されており、ケネディが内村鑑三の『代表的日本人』を読んで上杉鷹山の名前を挙げられたとされていたため、『代表的日本人』(内村鑑三/著,鈴木俊郎/訳 岩波書店 1979)や、インターネットでも確認してみたが、ケネディのインタビュー等については言及がなかった。 インターネット検索でヒットした個人ブログで、来日時の日本人記者団との会談での発言とする記述もあったため、来日の記録を調べたが、戦後のアメリカ大統領初来日は、1974年11月のフォード大統領であり、ケネディ大統領は来日していないことが確認できた。 上杉鷹山を祭神の一人とする山形県米沢市にある「松岬神社」をインターネットで検索すると、境内に「上杉鷹山公像」があり、平成6年の日付が入った米沢松岬ライオンズクラブ作成の案内板に「米国三十五代大統領ジョン・F・ケネディは政治家で最も尊敬する人は、上杉鷹山公であると述懐したことはあまりにも有名である」という記述があることが確認できた。しかし、いつどこでの発言であったのか、という具体的な記述は見つからなかった。 また、この話は「都市伝説」だとする個人ホームページの記述も多く、真偽のほどは不明。

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