1 次の資料は子ども向けに書かれた茶道の本で、子どもが茶道に親しみをもてるような構成になっている。
【資料1】『小学生のための「茶道」「華道」』
1章「はじめて知る「茶道」」で基本的なことを説明した後、2章「お客になって」、3章「亭主になって」と視点をかえて、お茶会の流れをコマ割りで説明している。このことにより、子どもは茶道を疑似体験するように本書を読むことができる。
【資料2】『絵で見て楽しい!はじめての茶道』
ほぼすべてのページに絵(イラスト)が描かれている。また、「この本の案内役」として「お茶子」というキャラクターが要点をまとめている。
【資料3】『はじめての茶道(1~3)』
市からのお知らせにのっていたお茶会の案内に興味をもった「チャコちゃん」が、なぞの茶人「三休」の案内で茶道を知る構成になっている。
2 文化の違う子どもに茶道について説明できる本としては、次のものがある。
【資料4】『それ日本と逆!?文化のちがい習慣のちがい [第1期]1』
「お茶を飲む作法があるのは日本だけ」(pp34-37)の記載があり、日本の茶道とイギリスのティータイムを比較している。また、pp36-37には「いろいろな国のお茶の楽しみ方」、「文化あれこれ」として、お茶にまつわる各国の状況を説明している。
【資料5】『調べて学ぶ日本の伝統 3』
「茶道」(pp2-13)の記載があり、茶道で使う道具や茶道の歴史を説明している。pp12-13には「茶道なぜなぜ百科」として一問一答の形式で茶道の疑問に答えている。
【資料6】『10か国語でニッポン紹介 5』
「茶道」(pp16-17)の記載がある。説明文には英訳の記載もある。英訳のほか「ほかの国ではどういうの?」として「手順にそって、主人が客に茶をふるまいます」という説明文を9か国語で説明している。
回答プロセス:1 キーワード「茶道」で蔵書検索し、ヒットした資料から児童向けのものを確認した。
2 児童図書室で、分類719「茶道」の棚をブラウジングした。
3 その他の分野で「茶道」について記載のある児童向けの資料を確認した。
参考資料:【資料1】「小学生"和"のおけいこ」編集室 著. 小学生のための「茶道」「華道」 : 日本伝統文化のおけいこ : はじめかたから楽しみかたまで. メイツユニバーサルコンテンツ, 2024. (まなぶっく)
https://ndlsearch.ndl.go.jp/books/R100000002-I033480064, 978-4-7804-2911-4(当館資料コード:1112185539)
参考資料:【資料2】田中仙融 著. 絵で見て楽しい!はじめての茶道. すばる舎, 2023. (イチから知りたい日本のすごい伝統文化)
https://ndlsearch.ndl.go.jp/books/R100000002-I033151068, 978-4-7991-1158-1(当館資料コード:1112127929)
参考資料:【資料3】秋山滋 文 , 田沢梨枝子 絵. 茶の湯をはじめよう. 汐文社, 2003. (はじめての茶道 ; 1)
https://ndlsearch.ndl.go.jp/books/R100000002-I000004314270, 4-8113-7812-1(当館資料コード:1108441196)
参考資料:【資料4】須藤健一 監修. それ日本と逆!?文化のちがい習慣のちがい 1 (モグモグ食事のマナー). 学研教育出版, 2012.
https://ndlsearch.ndl.go.jp/books/R100000002-I023341280, 978-4-05-811214-4(当館資料コード:1110473034)
参考資料:【資料5】調べて学ぶ日本の伝統 3 (文化遺産). 大日本図書, 1996.
https://ndlsearch.ndl.go.jp/books/R100000002-I000002477430, 4-477-00652-7(当館資料コード:1107000384)
参考資料:【資料6】パトリック・ハーラン 英語指導 , こどもくらぶ 編. 10か国語でニッポン紹介 : 国際交流を応援する本 5. 岩崎書店, 2017.
https://ndlsearch.ndl.go.jp/books/R100000002-I028026014, 978-4-265-08548-4(当館資料コード:1111354548)
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