Quantcast
Channel: レファレンス協同データベース
Viewing all articles
Browse latest Browse all 154263

江戸後期の信濃の俳人「高田何頼(からい)」と、夏目成美が編纂し小林一茶が関与した『隋斎筆記(ずいさいひっき)』に句が収録されている「高田近蔵」に縁があったかどうか分かるか。(県立長野図書館)

$
0
0
『一茶全集 第7巻』小林一茶著 信濃毎日新聞社 1977【N913/352/7】 p.13-247に収録される『隋斎筆記』の解説p.14によると、文化八年に夏目成美が当時の諸国俳人の句を収録したものを、一茶が抄書した上、さらにその上欄や余白に、一茶自ら逐次句を追録して、その没する文政十年まで及んだものとある。 p.244に「高田近蔵」俳号:方壺(ヨミ不明) の名が登場するが、住所が「淡路」となっていた。 『長野県歴史人物大事典』神津良子編 郷土出版社 1989【N283/13】 p.410に「高田何頼」の項があり、飯田本町の老舗島田屋北林左衛門長男で、同族の高田家に入り、一茶ら全国の著名俳人と交流したとあるが、淡路の「高田近蔵(方壺)」との関係は記述がない。また、この資料に「高田近蔵(方壺)」の項目もなかった。 念のため『長野県俳人名大辞典』矢羽勝幸編著 郷土出版社 1993【N913/696】も確認したが、「高田近蔵(方壺)」はなかった。 回答プロセス:1 『隋斎筆記』について、自館所蔵資料を検索し、『一茶全集 第7巻』などに収録されていることを確認 2 『長野県歴史人物大事典』で「高田何頼」「高田近蔵」「高田方壺」を調べる 3 俳人であるため、念のため『長野県俳人名大辞典』も確認する 参考資料:松尾靖秋 [ほか]編. 一茶事典. おうふう, 1995. https://ndlsearch.ndl.go.jp/books/R100000002-I000002469218, 4-273-02842-5 参考資料:小林一茶 [著] , 信濃教育会 編. 一茶全集 第7巻. 信濃毎日新聞社, 1977. https://ndlsearch.ndl.go.jp/books/R100000002-I000001363756,

Viewing all articles
Browse latest Browse all 154263

Trending Articles



<script src="https://jsc.adskeeper.com/r/s/rssing.com.1596347.js" async> </script>