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対面音訳で、朝鮮半島の歴史についての本を読む。その参考資料とするため、ハングル読みから漢字表記を調べることができる資料が欲しい。特に人名と地名。例えば、「ピョンヤン」から「平壌(へいじょう)」を調べることができ、できれば解説も付いている資料。

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当館の所蔵本を調べるが、漢字表記からハングル読みを調べられる資料は複数見つかるものの、ハングル読みから漢字表記を調べられる資料は少ないようである。 <人名について>  ・『韓国歴史用語辞典』(明石書店 2011年)    ・・・漢字の読みから引く辞典で875用語を解説とともに収録。人名にはハングルとその読みが併記されており、巻末に「人名(韓国語読み)索引」があるため、人名に限ってはハングル読みからも引ける。 <地名について> ・『コンサイス外国地名事典 第3版』(三省堂 1998年)   ・・・世界各国の地名を解説とともに収録。凡例に「朝鮮については見出語の後にハングル文字の読みをカタカナで、次にハングル文字の転写を記した」とある。例えば「ピョンヤン」から「平壌(へいじょう)」を調べて解説を読むことができる。なお「へいじょう」で引くと、「ピョンヤン」をみよ、となっている。 <その他、参考に下記も紹介> ・『朝鮮を知る事典 新訂増補』(平凡社 2000年)   ・・・50音配列による項目編で、凡例には「朝鮮の人名、地名などは原則として日本語読みで配列し、朝鮮語音の転写を付記」とある。ただし巻末の索引では、「同一事項であっても読みや表記が異なる場合および別称などについてはそれぞれ独立した索引項目」となっており、特に「本文中で朝鮮音をかたかなで表記した事項のうち、頻度の高いものは索引項目とし、漢字表記が併記されている場合はこれをかっこ内に付記」「この場合多くは漢字の日本語読みも索引項目とし、これにかたかな表記を付記して検索の便を図った」とある。例えば《ヒ》の項に「ピョンヤン⇒平壌」とあり、《ヘ》の項には「平壌」がある。 ・『最新韓国基本地図』(帝国書院 1989年)   ・・・巻末にハングル読みでの地名索引に、漢字が併記されている。例えば「ピョンヤン 平壌」。解説はないが地図上で位置が分かる。 ・『朝鮮人物事典』(大和書房 1995年)   ・・・テーマ別構成の人物事典。凡例に「項目にとりあげた人名の読みかたは、ひらがなで日本語読みを示し、朝鮮人については便宜的にカタカナで韓国の現代音を示してある」「なお、日本でうけいれられている朝鮮語音については、両班(ヤンバン)などカッコ書きで示した」とあり。巻末に索引があるが、日本語読み50音順の配列。ただし朝鮮人の名前にはカタカナで韓国の現代音を示してある。

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