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書写山にある和泉式部の歌碑に刻まれている和歌について知りたい。

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以下の資料によると、書写山の歌塚には「天福元秊癸巳十月廾六日 ア (梵字)(文字が消えており判読不能)」 とあるのみで、和歌が刻まれていたかどうかは不明です。  『石造遺品銘文集 姫路の文化財』(姫路市教育委員会 1995年)p64 和泉式部が書写山で読んだと伝えられている和歌には次の2通りあるようです。 ①くらきより くらきみちにそ いりぬへき はるかにてらせ やまのはのつき  暗きより暗き道にぞ入りぬべき遥かに照らせ山の端の月  『文化財見学シリーズ 2』(姫路市教育委員会文化財課 1983年))  *「書写山をたずねて」の中に和泉式部の歌塚として性空上人の返歌とともに記載あり。  『沿革考証姫路名勝誌 完』(矢内正夫 1899年)p38  『姫路紀要』(姫路紀要編纂会 1912年)p294  『地志 播磨鑑』 播磨史籍刊行会昭和33年刊の復刻版 (平野庸脩/編 1983年) p126 p128  『書写山(遊歩ガイド)』(神戸新聞総合出版センター 1991年)p65~68           『拾遺和歌集(新日本古典文学大系7)』(岩波書店 1990年)p394 ②くらきより くらきやみぢに うまれきて さやかにてらせ やまのはのつき  暗きより暗き闇路に生れきてさやかに照らせ山の端の月    『御伽草子』下巻(岩波書店 1986年) p138 p239(注釈)  『日本古典文学大系 38 御伽草子』(岩波書店 1977年) p318  *頭注に「和泉式部集その他に散見する和泉式部の和歌を誤り引いたもの」とあります。    『姫路文学散歩』(神戸新聞総合出版センター 1991年)p15 その他、書写山における和泉式部の伝説については以下の資料にも記載があります。 『バンカル 2006年』(No58~61の合冊)(姫路市文化振興財団 2006年)  No58 の特集「書写山円教寺と性空のドラマ」 *和泉式部の歌塚の写真があります。  『はりま伝説散歩』(のじぎく文庫)  (橘川真一編著 神戸新聞総合出版センター 2002年)p117~130

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