①『字訓』(白川 静 著 新訂 平凡社 2005.10)p612に「左」、p684に「右」の項目あり。
②『字通』(白川 静 著 平凡社 1996.10)p574に「左」、p1536に「右」の項目あり。
③『字統』(白川 静 著 新訂 平凡社 2004.12)p343に「左」、p864「右」の項目あり。
④『右と左のはなし : 自然界の基本構造』(塚崎 幹夫 著 青土社 2005.1)
⑤塚崎幹夫 著「「右」と「左」の日本史を辿る」(『中央公論』93巻3号(1978.3))p292-303
⑥『白鳥庫吉全集 第10巻』(白鳥 庫吉 著 岩波書店 1971.11)p67~69に「日本人の右と左」の章あり。
⑦『形 : 右と左』(福田 泰二,西田 孝 編著 北樹出版 1987.4)
⑧『大漢和辞典 巻4』(諸橋 轍次 著 縮写版 大修館書店 1966.11)
資料①ではp684「右」の項目に「わが国では古く左が尊ばれ、・・・右を上とするのは中国の概念である。・・・一般
に右を正として尊び、左を邪悪として卑しむ観念をもつ民族が多く、わが国の左右の観念はやや異例に属する。
・・・」とあり。
資料②,③では漢字の説明あり。資料③のp864「右」の項に「わが国では一般に左を上位とする風があった。」
との記述あり。
資料④は日本では左が尊いとされたことへの反証の本
資料⑤は資料④と同じ著者のもの。左右不弁の文化について、日本での変遷や、他国の文化とも比較して記述
されている。
資料⑥は明治41年4月13日・14日、『毎日電報』に書かれた、日本人は左を尊ぶ理由を記述した記事。
資料⑦は「形」を主題としながら「右と左」に焦点を絞り、11分野の人が書いている。左右の尊卑としてより、参考
資料として紹介する。
資料⑧はp365の「尚左尚右(ヒダリヲタットビミギヲタットブ)」の項目に「左右何れをたつとしとしたかは時代によって異なり・・・」との解説と、〔中国〕歴代の制度を一覧表にしたものが掲載されている。
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