道路法施行令 (大正8年11月5日勅令第460号) の第8条、第9条に基づいて各市町村に設置された
道路元標の位置について、大正8年の「香川県公文月報」の目次、大正9年から15年までの「香川県報」の
目次を見たが、関連する記事を見つけることはできなかった。
なお、当館所蔵資料について、「道路元標」をキーワードに検索したところ、次の資料が見つかった。
部分的ではあるが、県内に設置された道路元標の位置がわかる。
・「香川史学 第10号」(香川歴史学会/編 香川歴史学会 1981年発行)に収録の
「仲・善地方の道路元標」(杉峰俊男/著)(57~59頁)
仲多度郡、善通寺市の道路元標26基の地番と位置目標が記されている。
・「香南町史」(香南町教育委員会/編 香南町 1970年発行)
交通 道路 道路元標位置(444頁)
池西村、由佐村の道路元標2基の地番と位置目標が記されている。
なお、「讃岐ものしり事典」(香川県図書館協会/編 香川県図書館協会 1982年発行)
(214頁)に、「問 昔の駅路の基点(元標)の歴史について(香)」の「答」として、
「道路元標―大正15年の県例規によると各町村1か所ずつ計175の道路元標の設置位置の地番と
位置目標が書かれており・・・」の記述があるが、当館に「大正15年の県例規」を所蔵しておらず、
道路元標の位置について記述があるかどうか確認できなかった。
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