『滋賀県市町村沿革史 第5巻 』に収録されている「滋賀県物産誌」によりますと、「人口及物産並ニ反別牛馬舟車ノ員数ハ一ニ明治一一年ノ統計ニシテ即チ一二年度ノ調査ニヨル」、「私蓄備荒金及社倉米ハ明治一一年減租ノ詔アリシニ際シ地租一〇分ノ一を蓄積セシメタル者ニテ固ヨリ一般ノ公儲ニアラス而シテ其調査ハ明示一一年六月ニ係リ」とあります。また、「首巻ニ掲クル統計表中郡ノ部ト差違アルハ其調査年月ヲ異ニスルヲ以テナリ故ニ評中一々其年月ヲ記入シ看者ヲシテ瞭然タラシム」ともあります。この首巻とは原本の首巻のことで、町村数郡別表は明治12年7月調査、戸数郡別表や人口郡別表は明治13年1月調査、物産全管統計表は明治14年1月調査、などとなっています。
参考資料: 1 滋賀県市町村沿革史 第5巻 資料編(1) 滋賀県市町村沿革史編さん委員会∥編集 滋賀県市町村沿革史編さん委員会 1962年 S-2100-5 p.2,
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