百合根を使って飴状にするレシピが記載されているものはなかったが、煎じて飲むと良いと記載された資料はあった。
その他の薬効については、滋養強壮、消炎、吸いだし、軽いやけどなど多種あり、それぞれ利用法も異なることがわかった。
おできなどの吸いだしには、鱗茎すりおろして酢を混ぜ患部に塗る方法が多く、小さなやけどには、瓶の中に花を入れ密封してドロドロになったものを塗るという方法が多いことがわかった。
回答プロセス:薬膳(498)、薬草(499)の書架を探すが発見できなかった。
『和漢薬の事典』<R499ワ>の索引でヤマユリを調べると、生薬名は百合(ビャクゴウ)であることがわかる。
『薬用植物ガイド』<R499ヤ>、『日本大百科全書23』<R031ニ>でヤマユリ、ビャクゴウを調べるが記載なし。
薬草、薬効、野草などをキーワードで検索。閉架に多数あることがわかる。
棚に行き調査したところ、百合根を使って飴状のものを作るレシピは発見できなかったが、他の薬効や利用法が記載されているは資料は発見できた。
インターネットでも検索してみたが、ヒットはなかった。
事前調査事項:以前知人から聞いたことがある。
参考資料:『薬草歳時記』鈴木昶/著 青蛙房 1995.11 <499ス>, (p112)
参考資料:『薬草の自然療法』東城 百合子/著 池田書店 1988.10 <499ト>, (p65)
参考資料:『健康食品百科』西崎 統/著 ブレーン出版 1996.09 <498ニ>, (p217)
参考資料:『薬になる草と木424種』坪井 敏男/著 研数広文館 1991.07 <499ツ>, (p530)
参考資料:『健康づくりの薬草』日本交通公社 日本交通公社 1985.05 <499ヤ>, (p84、p101~103)
参考資料:『おいしく食べる山菜・野草』高野 昭人/監修 世界文化社 2006.04 <657オ>, (p114)
参考資料:『薬草百科』高木 国保/著 立風書房 1987.06 <499タ>, (p61)
参考資料:『原色牧野和漢薬草大圖鑑』三橋 博/旧版監修 北隆館 2002.10 <R499ケ>, (p628)
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