昭和11年の飛行第四連隊機に関しては、3月22日とその前後も確認しましたが、新聞記事は見つかりませんでした。
昭和12年の宮澤号命名式および空中演習についてはいくつか記事が見つかりました。
■毎日新聞大阪版
・昭和12年3月1日朝刊13面
「阪神空中戦」の記事として、「甲子園濱の大観衆 壮観に歓声渦まく」と
「生れた『宮澤号』献納機に晴れの命名式 盾津飛行場で高等飛行を披露」の2記事が並んで写真つきで掲載されています。
同日朝刊11面にも「阪神大空中爆撃演習 凄・空の大乱戦 矢継早やの爆弾投下に 各所に数十丈の水柱」という記事があります。
28日午前に盾津飛行場で愛国130号宮澤号の献納式および空中戦を行ったのち、同日午後に濱甲子園において爆撃演習が行われた様子がわかります。
関連記事としては
・2月27日朝刊21面「本社主催 阪神爆撃演習見学会」(ここには盾津飛行場や宮澤号については記述なし)
・2月28日夕刊(発行は27日夕刊とあり)2面「阪神の大空中戦あす三十一機で展開」
があります。
■朝日新聞大阪版
・昭和12年3月1日朝刊13面「爆撃演習の盛観 第四師団実施」の記事として、
「凄絶 海の空中戦 爆弾命中、数十丈の黒煙柱 濱甲子園に八萬観衆沸く」と
「献納の”にぎりずし”機 晴の命名式 盾津陸軍飛行場で」の2つの記事が並んで写真とともに掲載されています。
関連記事として、
・2月28日朝刊5面「けふ濱甲子園で陸軍機の爆撃演習 雨天の際は来月二十八日」という記事があります。
盾津飛行場に関する記事としては他に
・昭和11年3月18日付け(17日発行)『大阪朝日新聞』夕刊2面に「学生航空聯盟合宿練習始る」の記事があります。
・昭和11年3月21日付け『大阪朝日新聞』朝刊15面に「学生鳥人も混り空の交歓 盾津飛行場の壮観」が確認できました。
↧