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江戸終焉から明治にかけて、薬学を外国からいかに学んだか、歴史を確認できる本を借りたい。色々な意見があったが、最終的にドイツに学ぶことになったと記憶している。 また、様々な事柄を外国から学ぶため、若くて優秀な人材が海外に派遣されていたはずだが、そのような海外派遣について薬学に限らず簡単に歴史を確認できる本も1冊欲しい。

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関連の本をご案内したうち、利用者ご自身が、希望にぴったり合うとして、下記の本を選ばれた。  ・『薬と日本人』(山崎幹夫/著 吉川弘文館 1999年)    ・・・ドイツ医学を範として展開した近代医学とともに導入された薬学の、誕生と挫折の歴史に焦点をあてた本。      オランダから医薬を輸入していた江戸に始まり、ドイツ医学とイギリス医学の支持者の意見対立、      ドイツから教師を招いての薬学教育の始まり、その後の医薬分業の挫折の歴史などが分かる。 ・『洋行の時代 岩倉使節団から横光利一まで』(大久保喬樹/著 中央公論新社 2008年)   ・・・明治維新以降、「欧米の文化を見聞し、日本に持ち帰ることを目的としてわたった人々」をはじめとする     多種多様な欧米渡航体験「洋行」について歴史を追ってまとめた新書。     「洋行前夜」として序章には天正遣欧使節から江戸幕末開国、福沢諭吉の欧米見聞、森有礼の遍歴なども     記されている。 特に第一章「文明開化」で、岩倉使節団をはじめとする欧米近代社会の視察、留学の概要が分かる。

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