お尋ねの詩人「わきちしろう」について国立国会図書館サーチ(http://iss.ndl.go.jp/)を
検索したところ、下記文献1に「わきちしろう(脇地紀一郎)」についての情報と詩が記されていました。そこで、「脇地紀一郎」という名も含めて、以下の文献やデータベースを調査しましたが、文献1以外の情報は見当たりませんでした。
なお、文献1で評されている『わきちしろう・辻正彦・若林通三人遺稿詩集』は
当館では所蔵しておりません。
また、当館所蔵の宮前初子の歌集『虹』(下記文献2)を確認したところ、「寒風のうたえる」と題したわきちしろうの「詩」が一九五〇年と五一年の宮前の詩の間に挿入されており、「患者に来た若い急進的な詩人、わきち・しろうさんが書いてくれました 50・3・22」と末尾に記されていました。
このほか、国会会議録検索システム(下記3)でも、脇地紀一郎氏の名前が見つかりましので参考までにお知らせします。
文献 【 】内は当館請求記号
1.長岡弘芳「書評『わきちしろう・辻正彦・若林通三人遺稿詩集』」
『新日本文学』新日本文学会 35(9)(397)1980.9 pp.124-125【Z13-572】
2.宮前初子 著 ; 宮前鎭男 編『虹 : 宮前初子遺歌集』
宮前鎭男 ; 名古屋 : 朝日新聞名古屋本社編集制作センター (編集・製作), 1997【KH366-G280】
3.国会会議録検索システム(http://kokkai.ndl.go.jp/)
昭和27年2月13日 衆議院法務委員会12号
上田音市参考人の発言の中に「松阪鉄工所の労組の書記長をしておる脇地紀一郎君でありまして」という文章があります。
http://kokkai.ndl.go.jp/cgi-bin/KENSAKU/swk_dispdoc.cgi?SESSION=14814&SAVED_RID=3&PAGE=0&POS=0&TOTAL=0&SRV_ID=1&DOC_ID=12233&DPAGE=1&DTOTAL=1&DPOS=1&SORT_DIR=1&SORT_TYPE=0&MODE=1&DMY=15786
その他おもな調査済み文献・データベース
・日本文芸家協会 編『文芸年鑑 昭和29年度版』日本図書センター, 1986
新潮社昭和29年刊の複製.【KG2-87】
・武藤和夫 編『現代三重県詩歌人集』アサギ書房, 1949【911.167-M992g】
・『近代日本社会運動史人物大事典』日外アソシエーツ, 1997【E2-G73】
・柴田巌, 後藤斉 編 ; 峰芳隆 監修『日本エスペラント運動人名事典』ひつじ書房, 2013【KT23-L7】
・リサーチ・ナビ日本人名情報索引(人文分野)データベース
http://rnavi.ndl.go.jp/jinmei/index.php
・雑誌記事索引集成データベース(ざっさくプラス)(当館契約データベース)
・朝日新聞記事検索サービス 聞蔵Ⅱ(当館契約データベース)
・ヨミダス歴史館(当館契約データベース)
ウェブサイトの最終アクセスは2014年10月2日
事前調査事項:紀伊半島近代文学事典 和歌山・三重(和泉書院 2002.12)
京都近代文学事典(和泉書院 2013.5)
滋賀近代文学事典(和泉書院 2008.11)
日本現代文学大事典 人名・事項篇(明治書院 1994.6)
大阪近代文学事典(和泉書院 2005.5)
昭和文学年表 第9巻(明治書院 1996.12)
日本近代文学大事典 第3巻(講談社 1977.11)
明治・大正・昭和作家研究大事典(桜楓社 1992.9)
新潮日本文学辞典(新潮社 1988.1)
文学者人名資料事典 第3巻(日本図書センター 2004.2)
和漢詩歌作家辞典(みづほ出版 1972)
和歌・俳諧史人名事典(日外アソシエーツ 2003.1)
詩歌作者事典(鼎書房 2011.11)
詩歌人名事典 新訂第2版(日外アソシエーツ 2002.7)
現代名歌鑑賞事典(桜楓社 1987.3)
戦後歌人名鑑 増補改訂版(短歌新聞社 1993.7)
日本現代詩辞典(桜楓社 1986.2)
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