『祖谷東西深山草誌』という史料は見当たらないですが、『祖谷東西記深山草』であれば、『国書総目録』に「東大史料(徳島県喜多源内蔵本写)」として記載がありました。東京大学史料編纂所の「所蔵史料目録データベース」で「中巻」を閲覧可能です。
「えいらのみこ」と「おののろうば」に関しては、『日本伝説大系』第12巻のpp.70-72に、「恵伊羅御子と小野姥(伝承地 徳島件三次郡東祖谷山村梶尾)」として『阿波の平家部落祖谷』からの引用が掲載され、類話として『祖谷の今昔 東祖谷編』『祖谷山民俗誌』『四国路の伝説』『西祖谷山村史』などからの引用もありました。また、文献として、『祖谷山旧記』『阿波志 巻之九』『阿波の落穂 弐の巻』『西祖谷山村史』 所収「古記録」、『美馬郡誌』の紹介がありました。
また『西祖谷山村史』(1959年刊)pp.32-35にも、「恵伊羅御子と小野老婆」として、史料紹介と引用がありました。紹介のある史料は、『祖谷山旧記』『粟落穂』『美馬郡誌』『阿波史料』『阿波史』『美馬郡郷土誌』『日本伝説阿波の巻』『阿波志』などです。
これ以上の調査については、お住まいの徳島県立図書館にお問合せください。
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