『滋賀近代文学事典』によりますと、読み方は「ふくい・たつう」で、略歴は「1932・3・25~。教育者。近江八幡市生まれ。1956年同志社大学神学部卒業。在学中から知能に重い障害をもつ子ども達の教育に入り、58年大阪基督教学院で教育心理学を専攻。62年8月能登川町(現東近江市)に共同体制の知的障害児たちの家「止揚学園」を創設。学園長となって子ども達と共に生活し、生命への信仰に支えられながら児童たちの可能性を追求。67年には社会福祉法人汀(みぎわ)会を設立。国内外で講演などにより、差別に対する抵抗運動や教育権運動にも尽力。福祉教育関係賞の受賞多数。染物、絵画、布による貼り絵などの創作活動も評価が高い。著作は『僕アホやない人間だ』(69年5月、柏樹社)、『ボスがきた』(80年4月、偕成社)、『ゆっくり歩こうなあ』(95年6月、海竜社)等50冊。学園児童の絵を併収した「ぬくもりエッセイ」シリーズを、いのちことば社から刊行。現代に見失われがちな、心の教育を通した人間の幸福のありようを温かな筆致で説いている。(外村彰)」とあります。
参考資料: 1 滋賀近代文学事典 日本近代文学会関西支部滋賀近代文学事典編集委員会∥編 和泉書院 2008年 S-9000- 08 p.306,
参考資料:
2 滋賀県人物・人材情報リスト 2011 日外アソシエーツ∥編集 日外アソシエーツ 2011年 LB-2800-11,
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