『滋賀近代文学事典』によりますと、読み方は「みつはし・ときお」で、略歴は「1911・6・3~1996・2・29。農業学者、随筆家。大津市坂本生まれ。筆名小牧。画家三橋節子は娘。1936年京都帝国大学農学部農林経済学科卒業後、大学院に入学。52年京都大学農学部教授(75年退職し名誉教授)、大阪学院大学商学部教授を歴任。京都市左京区に居住。研究書に『日本農業経営史の研究』(79年2月、ミネルヴァ書房)等。随筆では『おろかおい』(75年3月、洛味社)所収の「坂本港」(「洛味」60年10月)が秀編。坂本という土地への意識が、釣や遊泳する場所から通学の、そして物思いをする所へと変化したことや、港町として栄えた故郷の歴史への誇りが叙されている。そのほか編著『吾木香(われもこう)-三橋(鈴木)節子を偲ぶ-』(76年2月、私家版)は、夭折した娘の追悼文集。歿後10年となった娘の生涯と画業を回想した随想集『岸辺に-娘三橋節子』(86年8月、サンブライト出版)も刊行。(外村彰)」とあります。
参考資料: 1 滋賀近代文学事典 日本近代文学会関西支部滋賀近代文学事典編集委員会∥編 和泉書院 2008年 S-9000- 08 p.339,
参考資料:
2 滋賀県人名鑑 滋賀県人名鑑編集部∥編 サンブライト出版 1982年 S-2800- 82,
参考資料:
3 滋賀県人物・人材情報リスト 2011 日外アソシエーツ∥編集 日外アソシエーツ 2011年 LB-2800-11,
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