①マーク・トウェインの自伝に記述があるという情報なので、自伝を調べてみる。
・勝浦吉雄訳『マーク・トウェイン自伝』 東京 : 筑摩書房 , 1984.11
これはThe autobiography of Mark Twain. を翻訳したもの。
・渡辺利雄訳・解説『マーク・トウェイン : 自伝』東京 : 研究社出版 , 1975.11
これはThe autobiography of Mark Twainの縮約。
上記二冊を斜め読みした限りでは、該当するような情報は得られなかった。
マーク・トウェインは自分の死後100年間は自伝を公開しないようにと遺志を表明していた。
その自伝が2010年に刊行が開始された。
出版社によれば、これまで世に出たのは全体の半分以下とのこと。
こちらの自伝を確認すれば有効な情報が得られるかもしれないが、時間の都合で断念。
②百科事典で調べる
・データベース<JapanKnowledge+ (ジャパンナレッジプラス)>で検索したが、
タイプライターとマーク・トウェインをつなぐ情報は得られなかった。
・ 『ブリタニカ国際大百科事典』
タイプライタの項目に以下の記述あり。
「…その後改良が重ねられ、ついに1873年にレミントン父子銃器工場で
ショールズ・マシーンの製造が開始された。最初に完成したタイプライタは
翌年市場に登場し、まもなく「レミントン」と改称された。(中略)このレミントン・
タイプライタはあまり成功しなかったが、そのうちの一台はマーク・トウェイン
が購入している。彼は原稿作りにタイプライタを用いた最初の作家であった。
(後略)」
以上、展示のキャプションでは、
・マーク・トウェインがレミントン・タイプライタを購入したということ。
・原稿作りにタイプライタを用いた最初の作家であること。
以上2点に触れることとする。
参考資料:フランク・B.ギブニ編『ブリタニカ国際大百科事典』, (TBSブリタニカ, 1991.)
参考資料:Mark Twain Project( http://www.marktwainproject.org/homepage.html ),
参考資料:Mark Twain in His Times( http://etext.lib.virginia.edu/railton/index2.html ),
備考:
2012年度
第一回神奈川大学図書館展示
「アメリカの商品カタログにみる 大量消費社会の誕生」
http://www.kanagawa-u.ac.jp/library/organize/exhibition/2012/05/004328/
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