「県立図書館の実際-研究者の手引」は、「州圖書館の実際 : 第三章 地方サービス : 研究者の手引 」(注記: 謄写版 ; 英国図書館協会1950年発行の「Country library practice」第3章の全訳。)のタイトルで同志社大学今出川図書館に所蔵があることを確認した。
回答プロセス:オンラインデータベース《WHOPLUS》を〈草野正名〉で検索する。
「大正1(1912年)9月18日- 昭和期の図書館学研究者。図書館短期大学教授 」とあり。
自館目録を〈草野正名〉で検索する。
『私の歩いた図書館学の道』(草野正名 「新国学の視点」p228-241 国学院大学院友学術振興会編 桜楓社 1993の抜刷)
p230「1950年代末に文部省図書館職員養成所より「図書館活動」の講義依頼をうけたが、」「いまだ図書館学文献もごく少数で、私は「図書館活動」の講義原稿を作成するのに苦しんだ。」「結局、未完のものながら、その講義をつうじ、「図書館学入門」(受講生に配布)を纏めたのがせめてものことだった。」とあり。
p232 「前述のように「図書館学入門」の講義原稿を纏めたが、この内容を発展せしめて(中略)「図書館学概論」(内田老鶴圃)を1963年公にした」とあり。
原著作より検索を行う。
《GeNii》を〈Osborne, Edgar〉で検索した。
原著「County library practice : a manual for students」(by Edgar Osborne and F.A. Sharr Library Association 1950)
翻訳「州圖書館の実際 : 第三章 地方サービス : 研究者の手引」(エドガー・オズボーン, F. A. シャー共著 ; 草野正名訳 1955) 注記: 謄写版 ; 英国図書館協会1950年発行の「Country library practice」第3章の全訳とあり。所蔵は同志社大学今出川図書館のみ。
調査済み資料は以下のとおり
『新現代日本執筆者大事典』(紀田順一郎他編 日外アソシエーツ 1992)
『図書館学の視点』(草野正名 「新国学の諸相」p288-301国学院大学院友学術振興会編 おうふう 1996 の抜刷)著者は元埼玉県立図書館勤務。
『書籍館の研究 要旨』(草野正名 19--)
『図書館法公布後昭和30年以前のわが国公共図書館活動の展開 埼玉県立図書館を中心にしての考察』(草野正名 1986)
自筆原稿の電子複写『「図書館の自由に関する宣言」採択の頃 埼玉県立図書館を中心にしての考察』(草野正名 国士舘大学 1987 「国士舘大学文学部人文学会紀要」第19号抜刷)とほぼ同内容。
『図書館学入門』(草野正名 1956 謄写版)
はしがきに「本稿は講義案である」とあり、この資料が『私の歩いた図書館学の道』にある文部省図書館職員養成所の受講生に配布された資料と思われる。
英国の事例紹介が本文中に多いが、参考文献の紹介はなし。オズボ-ン著作への言及なし。
参考資料:『図書館学の視点』(草野正名 1996),
参考資料:『図書館法公布後昭和30年以前のわが国公共図書館活動の展開 埼玉県立図書館を中心にしての考察』(草野正名 1986),
参考資料:「County library practice : a manual for students」(by Edgar Osborne and F.A. Sharr Library Association 1950),
参考資料:「州圖書館の実際 : 第三章 地方サービス : 研究者の手引」(エドガー・オズボーン, F. A. シャー共著 ; 草野正名訳 1955),
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