1 近年の症例について書かれた資料について、図書9点、雑誌1点を紹介。
『働く人のうつ病』(上島国利編 中山書店 2008)
『産業人メンタルヘルス白書 2011年版』(日本生産性本部 メンタル・ヘルス研究所 2011)
『メンタルヘルスハンドブック』(産労総合研究所編 経営書院 2011)
『職場のうつ 対策実践マニュアル』(松原六郎,五十川早苗著 星和書店 2010)
『「うつ」からの職場復帰のポイント』(吉野聡・松崎一葉著 秀和システム 2009)
『初任者・職場管理者のためのメンタルヘルス対策の本』(山本晴義・曽田紀子著 労務行政 2010)
『職場のメンタルヘルスで困った時に読む本』(伊藤克人著 保健同人社 2009)
『ササッとわかるうつ病の職場復帰への治療』(五十嵐良雄著 講談社 2009)
『職場のうつは、90%防げます。』(内田雅美著 創元社 2011)
「特集働く人のうつ病」(『日本医師会雑誌 2010年2月 第138巻11号』 p2225-2292 日本医師会)
2 「新型うつ」について記載のある5点の図書と雑誌・新聞記事、併せて日本うつ病学会のガイドライン等を紹介した。日本うつ病学会のガイドラインによれば「現代型(新型)うつ」をマスコミ用語であるとしている。詳細は回答プロセス参照
回答プロセス:1 症例(事例)について書かれたもので、最近5年程度の資料
『働く人のうつ病』(上島国利編 中山書店 2008)
「新しいタイプのうつ病」として「現代型うつ病」(「35歳以下の比較的若年のサラリーマンに多い制止主体の内因性うつ病」)を紹介。
p27-35 「Ⅱうつ病とはどんな疾病か 軽症うつ病の臨床」で症例についても紹介。
『産業人メンタルヘルス白書 2011年版』(日本生産性本部 メンタル・ヘルス研究所 2011)
p115-191 「第4部」の中で、関係機関の検討委員会報告や実態調査など10点の「資料」を掲載。
『メンタルヘルスハンドブック』(産労総合研究所編 経営書院 2011)
「ケーススタディ」「解説」「事例」「資料」という編成で、職場における各種の事例やQ&A等、具体的対策を豊富に紹介。
『職場のうつ 対策実践マニュアル』(松原六郎,五十川早苗著 星和書店 2010)
p142-144 最近の若い世代の労働者に急増する「現代型うつ病」について記述あり。
『「うつ」からの職場復帰のポイント』(吉野聡・松崎一葉著 秀和システム 2009)
職場復帰の成功例、失敗例、治療、復帰支援プログラム等について、精神科産業医が事例をあげて説明。
『初任者・職場管理者のためのメンタルヘルス対策の本』(山本晴義・曽田紀子著 労務行政 2010)
p158-201 管理職、教員等からのメンタルヘルスに関する相談事例(メールによる相談)を掲載。
『職場のメンタルヘルスで困った時に読む本』(伊藤克人著 保健同人社 2009)
うつ病などメンタルヘルス不全に至るまでのプロセスや対応を説明しながら、職場での受け入れを事例をあげて説明。
『ササッとわかるうつ病の職場復帰への治療』(五十嵐良雄著 講談社 2009)
p10 昔とタイプが異なる最近のうつ病の特徴と症状について記述。
『職場のうつは、90%防げます。』(内田雅美著 創元社 2011)
p28-40 具体的発祥事例4件の記述あり。
「特集働く人のうつ病」(『日本医師会雑誌 2010年2月第138巻11号』 p2225-2292 日本医師会)
2「新型うつ」ということばについての資料
①図書
『かくれ躁うつ病が増えている』(岩橋和彦ほか著 法研 2010)
p148-150 「新型うつ病とは」
p179-186 「新しいタイプのうつ病とは」
p234 「新型うつ病に対する対応」
『うつ病臨床のエッセンス』(笠原嘉著 みすず書房 2009)
p3-14 「『うつ病中核群』雑感」としてニュータイプのうつ状態について記載あり。
『公務員のための部下が「うつ」になったら読む本』(学陽書房 2010)
p32-33 現代型うつ病の説明あり。
『「うつ」の構造』(神庭重信・内海健編 弘文堂 2011)
p94 「新型うつ病」
『人事担当者、管理職のためのメンタルヘルス入門』(亀田高志著 東洋経済新報社 2010)
p36-37 「新型うつ病」
②雑誌『日経メディカル 2012.10月号』
p30~31 「新型うつ」はうつ病か 多様化した患者に戸惑う精神医療の現場
日本うつ病学会の見解と、防衛医大病院長の野村総一郎氏(同学会ガイドライン作成委員会委員長)の「序文の見解は、新型うつという学問的な診断名はないという意味だ・・・(後略)」という記述あり。
③『朝日新聞縮刷版2012.7月号』(p1377 7月27日(金) 朝刊1面)
「うつ病治療 初の指針」の見出しのもとに、「最近、注目を集めている若者特有の『新型(現代型)うつ病』については、今回の指針の対象外とした。」とあり、指針の内容について「マスコミ用語であり、精神医学的に深く考察されたものではない」「医学的知見の明確な裏打ちはない」と紹介している。
④日本うつ病学会(ウェブサイト)
「日本うつ病学会治療ガイドラインⅡ.大うつ病性障害2012ver.1」(2012/7/26作成)
(http://www.secretariat.ne.jp/jsmd/mood_disorder/img/120726.pdf 2012/10/23最終確認)
序文p3 「『現代型(新型)うつ』は、マスコミ用語であり、精神医学的に深く考察されたものでなく、治療のエビデンスもないので、取り上げていない。」
p4 「しかも最近では、マスコミ用語である『新型(現代型)うつ病』などが、医学的知見の明確な裏打ちなく広まったため混乱を生じている。」
「うつ病Q&A」
「Q4. 新型うつ病が増えていると聞きます。新型うつ病とはどのようなものでしょうか?」
(http://www.secretariat.ne.jp/jsmd/qa/pdf/qa4.pdf 2012/10/23最終確認)
「結論から述べますと、「新型うつ病」という専門用語はありません。むろん精神医学的に厳密な定義はなく、そもそもその概念すら学術誌や学会などで検討されたものではありません。一方、「非定型うつ病」は、歴史的にはさまざまな定義が与えられてきました・・・(後略;この後「非定型うつ病」に関して紹介)」
参考資料:『働く人のうつ病』(上島国利編 中山書店 2008), 4-521-73018-3
参考資料:「特集働く人のうつ病」(『日本医師会雑誌 2010年2月第138巻11号』 p2225-2292 日本医師会),
参考資料:『産業人メンタルヘルス白書 2011年版』(日本生産性本部 メンタル・ヘルス研究所 2011), 4-88372-410-7
参考資料:『メンタルヘルスハンドブック』(産労総合研究所編 経営書院 2011), 4-86326-100-4
参考資料:『職場のうつ 対策実践マニュアル』(松原六郎,五十川早苗著 星和書店 2010), 4-7911-0740-3
参考資料:『「うつ」からの職場復帰のポイント』(吉野聡・松崎一葉著 秀和システム 2009), 4-7980-2191-1
参考資料:『初任者・職場管理者のためのメンタルヘルス対策の本』(山本晴義・曽田紀子著 労務行政 2010), 4-8452-0281-6
参考資料:『職場のメンタルヘルスで困った時に読む本』(伊藤克人著 保健同人社 2009), 4-8327-0387-0
参考資料:『ササッとわかるうつ病の職場復帰への治療』(五十嵐良雄著 講談社 2009), 4-06-284723-X
参考資料:『職場のうつは、90%防げます。』(内田雅美著 創元社 2011), 4-422-10089-0
参考資料:『かくれ躁うつ病が増えている』(岩橋和彦ほか著 法研 2010), 4-87954-800-6
参考資料:『うつ病臨床のエッセンス』(笠原嘉著 みすず書房 2009, 4-622-07480-X
参考資料:『公務員のための部下が「うつ」になったら読む本』(学陽書房 2010), 4-313-15057-9
参考資料:『「うつ」の構造』(神庭重信・内海健編 弘文堂 2011), 4-335-65146-5
参考資料:『人事担当者、管理職のためのメンタルヘルス入門』(亀田高志著 東洋経済新報社 2010), 4-492-53254-4
参考資料:「「新型うつ」はうつ病か 多様化した患者に戸惑う精神医療の現場」(『日経メディカル 2012.10月号』 p30~31 日経BP),
参考資料: 「うつ病治療 初の指針」(『朝日新聞縮刷版2012.7月号』 p1377 7月27日(金) 朝刊1面 朝日新聞社),
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