著作のリストについては以下の資料に記述があり、回答した。また原タイトルからの邦訳調査法を紹介した。
『世界児童・青少年文学情報大事典 6』(藤野幸雄編訳 勉誠出版 2002)p130-133〈スロボトキン,ルイス〉
これによると、スロボトキンの著作は、自作絵本45冊、挿絵画家38冊、その他3冊、参考文献が5冊あり、それらがタイトル順(原書)にリスト化されている。日本語訳は5冊のみの掲載となっている。
県立図書館で所蔵する資料から原タイトルを調査し、リストと突き合わせを行ったところ、自作絵本19冊、挿絵画家6冊は翻訳されており、県立図書館で所蔵していることがわかった。
この資料はアメリカの児童文学に関する事典『Something about the author 』およびこれをもとに編纂した『Major authors and illustraters for children and young adults A selection of sketches from Something about the authors』(ヤングアダルト主要作家=挿絵画家事典)などから日本で知られている作家と挿絵画家を選んで翻訳編集されたもので、略歴や受賞歴のほか、日本語訳・著作全リストなどが掲載されている。
スロボトキン自作の児童書および絵本の翻訳書について
近刊をのぞき、翻訳されているスロボトキン自作の児童書・絵本は県立図書館で所蔵している。
スロボトキンの挿絵について(絵本以外の読みもの)の調査方法
図書館では図書情報に挿絵画家の情報が入っていないことが多々あり、スロボトキンが挿絵を描いていても、検索できないものがある。また古い資料は、原タイトルも入力されていない。
その場合の調査方法としては、以下のとおりである。
①原タイトルのリストから「国立国会図書館サーチ」や「NACSIS Webcat」などを利用し、1件毎に翻訳されているかを調査する。
②翻訳が確認できれば、翻訳タイトルから、県立図書館の所蔵を調査する。
回答プロセス:インターネット情報
海外書店サイトに、作品一覧が掲載されていたがいずれも原タイトルによるリストで、原タイトルと邦訳タイトルが併記してある資料は、見つからなかった。(2013.3.13現在リストは削除されている。)
その他調査済資料は以下のとおり
『児童文学書全情報 51-90 上・下・索引』(日外アソシエーツ 1998)
『児童文学書全情報 91-95』(日外アソシエーツ 1999)
『児童文学書全情報 1996-2000』(日外アソシエーツ 2001)
『児童文学書全情報 2001-2005』(日外アソシエーツ 2006)
『児童文学書全情報 2006-2010』(日外アソシエーツ 2011)
インターネット情報
《国立国会図書館サーチ》
《NACSIS Webcat》
参考資料:『世界児童・青少年文学情報大事典 6』(藤野幸雄編訳 勉誠出版 2002), 4-585-06026-X
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