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豊中市熊野町にある八坂神社はたいへん古い由緒ある神社だと聞いたが、このことについて詳しくわかる本はあるか。(豊中市立図書館)

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『こころのふるさと 豊中八坂神社』などに、熊野町の八坂神社の創建由緒などが詳しく載っている。 回答プロセス:郷土資料の書架を探す。 『とよなか歴史・文化財ガイドブック』(豊中市教育委員会)p29「八坂神社」によると、花山法皇が諸国を巡遊した際、地形が紀伊の国の熊野に似ていることから熊野代(くまんだい)として熊野権現を祀ったのが起源と伝わっているとのこと。これが秋季祭に行われる獅子神事(市指定無形民俗文化財)で用いられる獅子頭は承暦2(1078)年に紀州熊野権現の獅子頭を模造したものであるとの伝承もあるとのこと。p26「宝珠寺」にも、花山法皇による建立との記載があり。宝珠寺には南北朝時代のものとみられる宝篋印塔2基などが現存する。 『こころのふるさと 豊中八坂神社 八坂神社御創建千年記念』(豊中八坂神社千年祭実行委員会)によると、平安時代の長徳2(996)年に河内石川寺の仏眼(ぶつげん)上人の進言により花山法皇が寺社を建立したのが豊中八坂神社のはじまりとされるとのこと。熊野田(旧村名)の由来ともあり。その後、老朽化した社殿が永正丙寅(1504)に足利義澄により再建され、天正年間に荒木村重の兵戦により社殿が破壊された後、慶安2(1649)年に現在の位置に再建されたとのこと。もともとの社名は葛上神祠(くずかみしんじ)であったが、弘治2(1556)年に牛頭天王と名を変え、さらに明治3年に神仏分離政策により八坂神社と社名を改めたとのこと。京都祇園社が八坂神社と改称したのは明治4年であるとの記載もあり。 なお八坂神社の獅子神事祭については『新修豊中市史 第7巻 民俗』(豊中市)p325-334に詳しい。 参考資料:『とよなか歴史・文化財ガイドブック』豊中市教育委員会生涯学習推進室地域教育振興課/編集(豊中市教育委員会生涯学習推進室地域教育振興課), 参考資料:『こころのふるさと 豊中八坂神社』[豊中八坂神社]千年祭実行委員会広報委員/編集(豊中八坂神社千年祭実行委員会), 参考資料:『新修豊中市史 第7巻』豊中市史編さん委員会/編集(豊中市),

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