【資料1】『大漢和辞典 巻4 寸部……心部』(諸橋轍次著 大修館書店 1984)によると「群子の世に屯蹇するに至る」の出典は『晋陽秋』です。
県立図書館所蔵資料では『晋陽秋』が収録されているものは見つかりませんでした。
web上では以下のサイトで閲覧できます。
「中国哲学書電子化計画」(http://ctext.org/zh)内に
テキストデータ「晉陽秋」があり、全文検索できます。
画像では「晉紀輯本+晉陽秋輯本」119コマ目に該当句があります。
現代語訳については、『世説新語』の中で『晋陽秋』の該当部分を引用している箇所があり、現代語訳も掲載されています。
【資料2】『新釈漢文大系 78 世説新語 下』(明治書院 1978)p.853で確認することができます。
(インターネットの最終アクセス:2014年8月27日)
回答プロセス:【資料1】『大漢和辞典 巻4 寸部……心部』(諸橋轍次著 大修館書店 1984)p.178
「屯」の項に「屯蹇」があり、"至于羣子屯蹇於世"とある。出典として『晉陽秋』をあげている。
当館OPACで「全項目:晉陽秋」ヒットなし
NDLサーチで「晉陽秋」8件いずれも中国語書籍
「中國哲學書電子化計劃」(http://ctext.org/zh)
左フレームの「書名検索」を「陽秋」で検索する(旧字体でしかヒットしないため)と、「晉陽秋」(http://ctext.org/wiki.pl?if=gb&res=586667)がヒットする。
テキスト化されていて全文検索もできる。
該当部分に「世説賢媛第十九 注」ともある。
「世説賢媛」をGoogleで検索すると、『世説新語』に「賢媛」が収録されているようなので、当館所蔵【資料2】『新釈漢文大系 78 世説新語 下』(明治書院 1978)を確認する。
"晋陽秋曰~"として『晋陽秋』から引用している。現代語訳も併記。
参考資料:【資料1】『大漢和辞典 巻4 寸部……心部』(諸橋轍次著 大修館書店 1984)(1100069958),
参考資料:【資料2】『新釈漢文大系 78 世説新語』(明治書院 1978)(1100291691),
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