鼓譜を復刻した刊本は発見できませんでした。「西洋行軍鼓譜」原本は上野学園日本音楽史研究所で所蔵しているようです。
『近代日本洋楽史序説』中村洪介著 東京書籍 2003p156
『幕末鼓笛隊』奥中康人著 大阪大学出版会 2012 第2章~第5章
『十九世紀の日本における西洋音楽の受容』塚原康子著 多賀出版 1993 p150~p151
『日本の洋楽1』大森盛太郎著 新門出版社 1986 p21~25
『日本の楽譜展』福島和夫ほか著 上野学園日本音楽資料室 1983 p15、p23
に、鼓笛、鼓譜についての記載、鼓譜の一部の掲載があります。
また山口県文書館のHP(平成25年度第7回資料小展示)に「銃陣鼓譜~西洋音楽事始め」として鼓譜の一部が掲載されています。http://ymonjo.ysn21.jp/index/page/id/526
回答プロセス:① 当館OPACを「鼓譜」で検索するとヒットなし。
②近代日本の洋楽史関係の史料にあたってみる。
『近代日本洋楽史序説』中村洪介著 東京書籍 2003<762.1MM/200> ( 21577853 )p156に(「西洋行軍鼓譜」を含む)幕末~明治に出版された鼓譜について記述があった。注(p183)に所蔵機関の記載があり、その多くが上野学園日本音楽資料室となっていた。現在は上野学園日本音楽史研究所となっているので、連絡先を案内する。
『日本の洋楽1』大森盛太郎著 新門出版社 1986 <762.1U/82/1> (12658407) p21~25にかけて鼓笛、鼓譜について記載があり、鼓譜の一部が掲載されていた。
『十九世紀の日本における西洋音楽の受容』塚原康子著 多賀出版 1993<762.1BB/159> ( 20621348 ) p150~p151にも幕末~明治初年に刊行された鼓譜等の一覧が掲載されている。所蔵先も記載あり。
③CiNiiを「鼓譜」で検索すると、「幕末のドラムマーチ「ヤッパンマルス」の復元--鼓譜からルーディメンツを読み解く」奥中康人著(名古屋芸術大学研究紀要 26, 51-65, 2005-03 )がヒット。当館未所蔵だが『幕末鼓笛隊』奥中康人著 大阪大学出版会 2012<764.69/1> (22645956)を所蔵していたため確認。 第2章~第5章に鼓譜の記述方法について各資料ごとに記載があり。
④当館OPACを「鼓笛」で検索。
『日本の楽譜展』福島和夫ほか著 上野学園日本音楽資料室 1983<768/16 常置> ( 11770369 )p23にも「英国鼓笛譜」の一部が掲載されていた。p15に解説あり。
⑤山口県文書館のHP(平成25年度第7回資料小展示)に「銃陣鼓譜~西洋音楽事始め」として鼓譜の一部が掲載されていた。http://ymonjo.ysn21.jp/index/page/id/526
↧