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宝厳寺刺繍弥陀三尊来迎図額の概要を知りたい。(滋賀県立図書館)

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宝厳寺は長浜市早崎町地先、琵琶湖上の竹生島にあります。『滋賀県百科事典』によりますと、概要は「竹生島宝厳寺に伝来する繍(しゅう)仏2面のうちの一つ。阿弥陀如来(あみだにょらい)が観音(かんのん)、勢至(せいし)両菩薩をしたがえて極楽浄土から往生者を来迎(らいごう)する場面が刺繍でえがかれている。この図は現在、額装仕立てとなるが、画面は掛幅表装の形式をとる。中央に来迎印の阿弥陀如来、その前方に蓮華台を両手でいただく観音菩薩、合掌する勢至菩薩が、それぞれ雲上の蓮台にのり、色糸で美しく繍いあらわされている。中廻し、柱の部分には48個の種子(しゅし)「ア」がならべられ、天の部分にも二十五菩薩をあらわす25個の種子が毛髪をもちいてあらわされている。地にあたる下欄には迦陵頻伽(かりょうびんが)と男女一組が、蓮池を背景にえがかれている。浄土教思想のさかんであった鎌倉時代に制作された華麗な繍仏で貴重な作例といえる。重要文化財。(桑山俊道)」とあります。 参考資料: 1 滋賀県百科事典 滋賀県百科事典刊行会∥編 大和書房 1984年 S-0300- 84 p.670-671, 参考資料: 2 近江文化財全集 下巻 近江史跡会∥編集 近江史跡会 1974年 SB-7000-2,

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