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新聞『明治日報』の詳細な書誌関連情報を知りたい。 創刊年(明治14年7月)、発行地(東京)は把握しているが、その他の書誌関連情報(編者、系統等)を知りたい。 典拠として利用希望。(立命館大学図書館)

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西田長寿著『明治時代の新聞と雑誌』(至文堂. 1961年)の中に、年間発行部数(明治15、16、18年)や、”頑固な保守主義的立場をとった新聞“、 “政府から資金援助を受けていた”新聞であることなど、詳細な情報が掲載されている。 「聞蔵Ⅱビジュアル」検索にて、1881(明治14)年6月11日大阪・朝刊に創刊予告の記事がある。創刊の目的は“自由の真理の主張”とある。 回答プロセス:●国会図書館「全国新聞総合目録データベース」で『明治日報』の書誌確認 ⇒出版社:忠愛社、創刊:明治14年7月 → 廃刊:明治18年11月29日などがわかる。 ●明治期の新聞関係資料を探す。以下の本学所蔵資料を紹介。 ・『地方別日本新聞史』(日本新聞協会. 1956年) ・『明治文化資料叢書 第12巻 新聞編』(明治文化資料叢書刊行会. 1960年) ・『明治文化全集 第18巻 新聞篇』(明治文化研究会. 1992年) ・『明治ニュース事典 第2巻 明治11-明治15年』( 明治ニュース事典編纂委員会, 毎日コミュニケーションズ出版部編集制作. 1983年) ⇒依頼者が確認したところ、創刊・廃刊年、編者など簡略な情報は掲載あるが詳細な掲載なかったとのこと。 ●忠愛社の社史などを探すが、KW「忠愛社」でのRUNNERS、CiNiiのヒット0件。 ●図書館所在の小野秀雄『日本新聞史』(良書普及会、1949年)をご案内。 ●先にご案内した『地方別日本新聞史』を確認したところ、ページを飛んで複数箇所同紙について記載があり、既存の新聞が政党運動活発化に伴い各党の機関紙と化し、『明治日報』は帝政党の機関紙となったことなどがわかる。 ●西田長寿著『明治時代の新聞と雑誌』(至文堂. 1961年)を確認⇒年間発行部数(明治15、16、18年)や、“頑固な保守主義的立場をとった新聞“、“政府から資金援助を受けていた”新聞であることなど、今までの資料の中で一番詳細な情報が掲載されていた。 ●RUNNERS、CiNiiでKW「帝政党」、「政党史」などで検索。いくつか資料を確認するが、『明治時代の新聞と雑誌』の資料以上の詳細情報なし。 ●「聞蔵Ⅱビジュアル」、「ヨミダス歴史館」でKW「明治日報」で検索⇒「聞蔵Ⅱビジュアル」1881(明治14)年6月11日大阪・朝刊に創刊予告の記事あり。創刊の目的は“自由の真理の主張”とあり。 ●依頼者に『明治時代の新聞と雑誌』と「聞蔵Ⅱビジュアル」の記事を紹介にて終了。 参考資料:国立国会図書館「全国新聞総合目録データベース」, 参考資料:『地方別日本新聞史』(日本新聞協会. 1956年), 参考資料:『明治文化資料叢書』(明治文化資料叢書刊行会. 1960年), 参考資料:『明治文化全集18巻新聞編』(明治文化研究会. 1992年), 参考資料:『明治ニュース事典  第2巻: 明治11年-明治15年』( 明治ニュース事典編纂委員会, 毎日コミュニケーションズ出版部編集制作. 1983年), 参考資料:小野秀雄『日本新聞史』(良書普及会. 1949年), 参考資料:西田長寿『明治時代の新聞と雑誌』(至文堂. 1961年), 参考資料:RUNNERS, (立命館大学図書館OPAC) 参考資料:CiNii, 参考資料:聞蔵IIビジュアル, (本学契約データベース) 参考資料:ヨミダス歴史館, (本学契約データベース)

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