1)「范縝」の書いた「神滅論」は下記の論文に収録されています。
「「神滅論」小考」牧尾良海/著(『大正大學研究紀要. 文學部・佛教學部』49 1964)
この論文の構成は、序、一 范縝身世及び閲歴、二 神滅論訳註、三 神滅論考義となっています。この「二 神滅論訳註」には、「神滅論」の本文、註、訳文が掲載されています。なお書き出しには、「「范縝」の「神滅論」は、梁書巻四十八の范縝伝のなかに見えるほかに、若干の文字の相違はあるが梁僧祐撰弘明集巻第九の、蕭琛の「難范縝神滅論」の中にその全文が見えている。(大正新修大蔵経第五十二巻史伝部四)梁書のそれは全篇問答体で千九百四言である。ここでは梁書と弘明集とを彼之照合しつつ今訳と註を附した」と記されています。
2)『梁書』は中央図書館で下記の資料を所蔵しています。
『梁書、陳書:百衲本二十四史 11』((唐)姚思廉/撰 商務印書館 1967)
p.8194-8198にかけて「范縝伝」が収録されています。このなかに「神滅論」も掲載されています。。
3)なお、弘明集を収録しています大正新修大蔵経は中之島図書館にて所蔵しています。
参考資料:「神滅論」小考」(牧尾良海/著『大正大學研究紀要. 文學部・佛教學部』49 1964)(ページ:131-154),
参考資料:『梁書、陳書:百衲本二十四史 11』((唐)姚思廉/撰 商務印書館 1967)(ページ:8194-8198),
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