江戸時代の鍬ヶ崎港は、江戸と松前(北海道)を結ぶ海路の寄港地として、また
遊廓のある歓楽街として栄えました。
江戸時代初期には南部藩の外港に定められ、藩の商港・軍港の要地として御
用船「宮古丸」、「虎丸」が常備されていたと言われています。
<江戸時代末期の鍬ヶ崎について、まとまった記載がある資料>
参考資料1 『郷土史 鍬浦史話』
参考資料2 『宮古町内物語 みやこ今と昔ウォーク(下巻) 海の鍬ヶ崎』
参考資料3 『鍬ケ崎ものがたり』
参考資料4 『三閉伊日記』
p.55~61、109~111
備考:嘉永7年(1854)の3~5月に、盛岡藩士が野田通(現在の岩手県九戸郡)
への出張を命じられて領内を旅した際の日記。絵図も付されている。
鍬ヶ崎に関する記載は、5月1日~2日(p.55~61)。
本文は崩し文字で書かれているが、p.109~111に解読文掲載。
<江戸時代の記述は少ないが、鍬ヶ崎の歴史や文化について記載がある資料>
参考資料5 『月刊みやこわが町 1994年6月号 通巻188号』
p.10~21 「特集 くわがさき紀行」
備考:鍬ヶ崎の歴史や文化についてまとめられている。
参考資料6 『月刊みやこわが町 2012年6月号 通巻402号』
p.20~39 「特集 I LOVE 鍬ヶ崎(part.1)」
備考:鍬ヶ崎の歴史や文化、人物についてまとめられている。
なお、p.30~33は明治2年(1868)に起きた宮古湾海戦に関する記事、
p.34~37は鍬ヶ崎人物列伝、p.38~39は鍬ヶ崎写真帳(昭和期)。
参考資料7 『宮古市史 民俗編(上巻)』
p.169~175 「地域の諸相 鍬ヶ崎」
備考:鍬ヶ崎の歴史や地誌について記載。明治時代以降が主。
参考資料8 『石碑の語る郷土史 宮古・鍬ヶ崎の史蹟』
参考資料9 『宮古港大観と郷土の名所遺蹟』
参考資料10 『おくまんさま』
p.82~105 「裏鍬ヶ崎歴史年表」
備考:鍬ヶ崎の年表。1864年はp.89に掲載。
<関連サイト・当館未所蔵資料>
参考資料11 ホームページ「みなと文化研究事業」
『宮古港の「みなと文化」』(假屋 雄一郎)
http://www.wave.or.jp/minatobunka/archives/report/007.pdf
(最終アクセス 2013年2月20日)
備考:鍬ヶ崎の歴史や文化等について記載。
参考資料12 『同志社談叢 21号』(当館未所蔵資料)
p.127~146
『岩手県宮古市鍬ヶ崎―新島襄の寄港地―』(本井 康博)
回答プロセス:・キーワード「鍬ヶ崎(鍬ケ崎)」、「新島襄」、「宮古港」で蔵書および、NDLサーチ(http://iss.ndl.go.jp/)検索。
・岩手県宮古市の地史・地誌をブラウジング。
・宮古地域の記載がある近世文書『三閉伊日記』(参考資料4)を通覧。
・宮古地域の情報誌『月刊みやこわが町』(参考資料5、6)を通覧。
参考資料:参考資料1 沢内 勇三 著. 郷土誌鍬浦史話 : 宮古郷土史年表. 郷土史同好会, 1955.
http://iss.ndl.go.jp/books/R100000001-I036190239-00,
参考資料:参考資料2 小島 俊一 著. 宮古町内物語 下巻. 花坂印刷工業, 1996.
http://iss.ndl.go.jp/books/R100000001-I036190238-00,
参考資料:参考資料3 小島 俊一 著. 鍬ケ崎ものがたり. 小島俊一, 1984.
http://iss.ndl.go.jp/books/R100000001-I036190234-00,
参考資料:参考資料4 平船圭子 校訂. 三閉伊日記. 岩手古文書学会, 1988.
http://iss.ndl.go.jp/books/R100000002-I000002014227-00,
参考資料:参考資料5 『月刊みやこわが町 1994年6月号 通巻188号』 タウン情報社 1994年,
参考資料:参考資料6 『月刊みやこわが町 2012年6月号 通巻402号』 タウン情報社 2012年,
参考資料:参考資料7 宮古市教育委員会 編. 宮古市史 民俗編‐上巻. 宮古市教育委員会, 1994.
http://iss.ndl.go.jp/books/R100000001-I036141629-00,
参考資料:参考資料8 小島 俊一 著. 石碑の語る郷土史 : 宮古・鍬ケ崎の史蹟. 小島俊一, 1965.
http://iss.ndl.go.jp/books/R100000001-I036190232-00,
参考資料:参考資料9 宮古港大観と郷土の名所遺蹟. 宮古日日新聞社, 1934.
http://iss.ndl.go.jp/books/R100000002-I000000645865-00,
参考資料:参考資料10 沢内 勇三 著. おくまんさま. 宮古郷土史研究会, 1973.
http://iss.ndl.go.jp/books/R100000001-I036190485-00,
参考資料:参考資料11 ホームページ「みなと文化研究事業」
http://www.wave.or.jp/minatobunka/index.html
(最終アクセス 2013年2月21日),
参考資料:参考資料12 本井 康博. 岩手県宮古市鍬ヶ崎--新島襄の寄港地. 2001-03. 同志社談叢 / 同志社大学同志社社史資料センター 編(21) p. 127~146,図巻頭4p
http://iss.ndl.go.jp/books/R000000004-I5798529-00,
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江戸時代末期の1864年に新島襄(にいじま じょう)[妻は新島八重]が函館に行く途中で寄港した頃の鍬ヶ崎港 (くわがさきこう)〔現在の岩手県宮古市鍬ヶ崎に所在〕について知りたい。(岩手県立図書館)
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