1.『おもしろい紙のはなし』(小宮 英俊/著 日刊工業新聞社 1990.11)
に「ラミネートチューブは1969年にライオン(当時の社名は「ライオン歯磨」)が歯磨き粉「ホワイト&ホワイト」の充填用容器として開発した。その後ライオンが保有していた特許が1976年に切れると(略)」とある。
ライオンが開発したらしいが、開発者の名前は分からない。
『おもしろい紙のはなし』は府立未所蔵。
「紙の何でも研究所」(王子製紙)に引用があり、それを参照した。
ライオンのHP年表には1949年に「チューブ入煉ハミガキ「薬用ライオン歯磨」を発売」とある。
2.『最新ラミネート加工便覧』(加工技術研究会 1989)
p.948に「代表的なラミネートチューブ層構成」があり、材料が記されている。
「・PE/印刷/乳白PE/紙/酸性樹脂/Al/酸性樹脂/PE
・PE/印刷/乳白PE/紙/PE/Al/PE/アイオノマー樹脂/PE」
1969年のライオンのラミネートチューブとは書いていないが、著者はライオン株式会社大橋新太郎氏となっている。
前掲『おもしろい紙のはなし』では、「ラミネートチューブはポリエチレン・乳白色ポリエチレン・紙・ポリエチレン・アルミ箔・ ポリエチレンと5層から10層のラミネートした原反(シート)が用いられています。」とある。
3.図書資料では見つからなかったが、ウィキペデイアの「William Colgate」の項目に「He married Mary Gilbert and had at least two sons, Samuel Colgate and James Boorman Colgate.」とあるので、 Samuel Colgate と James Boorman Colgateは息子らしい。
4.前掲『最新ラミネート加工便覧』に「凸版印刷(株)は、1952年、包装用各種フィルムの印刷・加工に関して、アメリカのミルプリント社と技術提携を行った。この契約書の中に初めて、ラミネート技術"なる言葉を発見した」(p.1)とある。
『凸版印刷株式会社六拾年史』(凸版印刷株式会社社史編集委員会/編集 凸版印刷 1961)
p.174「昭和26年(略)、山田社長は、姉妹会社である東洋インキ製造株式会社専務取締役永島豊次郎を帯同してアメリカに行き、(略)ミルウォーキー市のミルプリント株式会社と技術提携仮契約を結んで11月10日に帰国した。」とある。
誰が発明したか分からなかった。
参考資料:『最新ラミネート加工便覧』(加工技術研究会 1989),
参考資料:『凸版印刷株式会社六拾年史』(凸版印刷株式会社社史編集委員会/編集 凸版印刷 1961)(ページ:174),
参考資料:「紙の何でも研究所」(王子製紙)(2012/5/24現在), (ホームページ:http://www.ojipaper.co.jp/wonderland/labo/life_04.html)
参考資料:ライオンHP(2012/5/24現在), (ホームページ:http://www.lion.co.jp/ja/company/history/table/02/)
参考資料:ウィキペデイア(2012/5/24現在), (ホームページ:http://en.wikipedia.org/wiki/William_Colgate)
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