レファレンス協同データベースを参照すると、以下のHPの紹介があった。
貨幣の専門博物館「日本銀行金融研究所 貨幣博物館」◆お金に関するFAQ◆
「江戸時代の金一両は今のお金のいくらくらいに相当するのですか?」
http://www.imes.boj.or.jp/cm/htmls/feature_faq.htm
当時と現在では世の中の仕組みや人々の暮らし向きが全く異なるので貨幣の価値がいくらに当たるかは大変難しい問題とし、一応の試算として、
江戸中期の一両(元文小判 1736 *享保小判の次)を米価、賃金(大工の手間賃)、そば代金をもとに当時と現在を比較している。
米価:4万円
賃金:30~40万円
そば代金:12~13万円
また、『貨幣なぜなぜ質問箱』(大蔵省造幣局 1999)337.2/45N
p.94「1両、1文は今ならいくら」では、金(きん)の価値で計算する方法が紹介されている。
享保小判はウィキペディアによれば、規定量目は四匁七分六厘(17.84グラム)であり金86.14%。→金 約15.4グラム
これを金相場(1999.7.30現在 小売税込価格1g=1,059円)で計算すると、一両約16,309円となる。
ちなにみ2012.5.17現在は金1g4,243円。一両約65,342円
参考資料:『貨幣なぜなぜ質問箱』(大蔵省印刷局/編集 大蔵省印刷局 1999.10),
参考資料:日本銀行金融研究所貨幣博物館:お金に関するFAQ(2012/6/28現在), (ホームページ:http://www.imes.boj.or.jp/cm/htmls/feature_faq.htm)
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