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桑實寺本堂の概要を知りたい。(滋賀県立図書館)

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桑實寺は近江八幡市安土町桑実寺にあります。『滋賀県百科事典』によりますと、概要は「(前略)建物の形式、手法は室町時代前期をしめしており、このころに建てられたものと推察できる。正面柱間数5間、奥行6間、屋根は入屋造(いりもやづくり)の檜皮葺(ひわだぶき)。背面屋根は山肌に接近しているため飛檐(ひえん)垂木を省略して軒出をあさくしている。外陣(げじん)は正面の5間に蔀戸(しとみど)をつり、両側面の前寄り2間を扉口にして開放的にしているが、内陣は背面中央間を戸口にするほかはすべて壁にしている。この戸口も享保年間(1716~36)修理においてもうけたものであって、当初の内陣は完全に密閉されていた。内外陣境は密教本堂の通例どおり格子戸、欄間をいれる。外陣天井は繊細な折上小組格天井にするが、内陣は簡素な棹縁天井になっている。(中略)正面中央の斗?(ときょう)中備えの内外面には室町前期の様式をしめすすぐれた蟇股(かえるまた)がある。なお内陣仏壇は享保に、厨子は寛政(1789~1801)修理にそれぞれ新造されたものである。重要文化財。(鈴木順治)」とあります。 参考資料: 1 滋賀県百科事典 滋賀県百科事典刊行会∥編 大和書房 1984年 S-0300- 84 p.228, 参考資料: 2 近江文化財全集 下巻 近江史跡会∥編集 近江史跡会 1974年 SB-7000-2,

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