『北九州市史 民俗』によりますと、「明治三十一年に設立され」たことや「黒崎の高祖寺(大畑町)を一番とし皿倉山を一周して熊毛山寺の薬師如来で終わる札所」であるという説明が載っており、設立当時の巡礼の様子も簡単に紹介されています。
全札所の案内は『帆柱山新四国開山九十周年誌』に詳しく載っています。
その他の参考資料では八十八ヶ所のうちの数ヶ所の札所が紹介されており、中でも『北九州の史跡探訪』『北九州の史跡探訪 増補・改訂版』は写真・地図付きで載っています。
インターネットでは、「北九州市まちかど探検」のホームページの「史跡(しせき)や遺跡(いせき)の探検コーナー案内」の中に数ヶ所札所の紹介が写真付きで出ています。
回答プロセス:業務端末で「ホバシラ」「ハチジュウハチ」というキーワードで検索しましたが、ヒットしませんでした。そのため、「ホバシラ」というキーワードのみで検索すると17件ヒットし、その中に『帆柱山新四国開山九十周年誌』という資料を見つけることができました。その他北九州の市史や観光案内の資料にあたり、帆柱の八十八ヶ所に関する記述を見つけることが出来ました。その後、インターネットのグーグル検索で「帆柱」「四国」と入力したところ、北九州市の史跡を案内しているページに数ヶ所札所が紹介されているのを見つけました。
事前調査事項:『全国の霊場・札所・巡拝』(サンメイク,1990)、『古寺巡礼辞典』(東京堂出版,1976)、『全国霊場巡拝事典』(大法輪閣,1997)には収められていませんでした。
参考資料:『帆柱山新四国開山九十周年誌』帆柱山新四国霊場本部編 帆柱山新四国霊場 1989年 ,
参考資料:『北九州を歩く』柏木実〔ほか〕著 海鳥社 1999年 (82、83頁),
参考資料:『北九州市史 民俗』北九州市史編さん委員会編 北九州市 1989年 (670~673頁),
参考資料:『北九州の史跡探訪』北九州史跡同好会 1986年 (142、158、161、162、164、165、175、184~194、196、197頁),
参考資料:『北九州の史跡探訪 増補・改訂版』北九州史跡同好会著 福岡自費出版センター 1990年 (132、152、153、159、160、172、180~182頁),
参考資料:『八幡市史 続編』八幡市史編纂委員会編 八幡市役所 1959年 (1000、1001頁),
参考資料:史跡(しせき)や遺跡(いせき)の探検コーナー案内(2011年1月12日閲覧)http://members.jcom.home.ne.jp/eirakuan2/index.htm, (八幡東区(河内及び田代地区)・八幡西区(永犬丸地区/紅梅・鳴水地区/畑・小嶺地区/上津役・上の原・市瀬地区/黒崎・熊西地区)・戸畑区(戸畑駅北側地区/福柳木・金比羅地区/天籟寺地区)のページに紹介されています)
↧