当館で調べたところでは、83歳に関係する祝いに触れた資料は確認できなかった。
絶対に有る、または無いとは、回答できないが、一般的な祝い事としては見当たらないと考えられる。
<用語・事典関係>
還暦や喜寿といった用語については、「年祝い」と言われる。
この年祝いに関係する資料と、用例として還暦・喜寿等について併せて調査。
国語辞典、百科事典でこの「年祝い」を引いてみたところでは、喜寿(77歳)の次が米寿(88歳)とした例が一般的。年祝いが増える例としては、高齢化を反映して百寿以降のものが近年登場したことなどを挙げている。
『日本大百科全書 「年祝い」』
「特定の年齢を祝う習俗。とくに高齢者の賀の祝いを指すことが多い。(略)60歳もしくは61歳の還暦、70歳の古希、77歳の喜寿、88歳の米寿などがある。近年は平均寿命の延長に伴い、90歳を卒寿、99歳を白寿、100歳の百祝い、108歳の茶寿など、字画にあわせて種々の祝いを考案することが流行し、長寿を祝うことに重点が置かれるようになった。<井之口章次>」
『大辞泉 第2版 下巻 「半寿」』
wikipediaでは、80歳と88歳の間に81歳の「半寿」が紹介されています。当館では最新となる国語辞典「大辞泉」のみ半寿が紹介されていました。
『三省堂類語辞典』
「年齢」の項目に年祝い以外も含めて年齢に関する90項目(語)が紹介されているが、83歳はなし(77歳、80歳、飛んで88歳)。
同様に『講談社類語辞典』も80歳の次は88歳。
類語事典はその他3冊当たってみましたが見当たらなかった。
<冠婚葬祭資料>
次に現在使われている用例を調べることとして、お祝い関係の資料の冠婚葬祭関係の資料を調査。
『冠婚葬祭常識事典 新版』
「一生のさまざまな祝い事」-「長寿の祝い」
⇒還暦以降100歳の百賀まで8種類の年祝いが紹介されている。(還暦、古希、喜寿、傘寿(80歳)、米寿(88歳)、卒寿、白寿、百賀)
『すぐに役立つ366日記念日事典 』
「資料編」「賀寿(長寿祝い)一覧に還暦から大還暦120歳まで11種類の年祝いが紹介されている。(還暦、古希、喜寿、傘寿(80歳)、米寿(88歳)、卒寿、白寿、百寿、茶寿、皇寿、大還暦)
<寿命関係>
『長寿 団子・赤飯・長寿銭/あやかりの習俗』
「年祝いの定義」「各種の年祝い」⇒ 年祝いの由来が紹介されている。(還暦、古希、喜寿、米寿(88歳)、卒寿、白寿)
参考資料: 1 数の話題事典 上野/富美夫?編 東京堂出版 1995.4 031.5/SU p.130 話題は3点あるが、記念日等ではない。,
参考資料:
2 名数数詞辞典 森睦彦∥編 東京堂出版 1980.6 031.5/ME 83の項目はない,
参考資料:
3 冠婚葬祭常識事典 主婦の友社?編 主婦の友社 2008.10 385/KA p.140-143,
参考資料:
4 すぐに役立つ366日記念日事典 加瀬/清志?著 日本記念日協会?編 創元社 2009.4 386.9/SU p.247,
参考資料:
5 長寿 団子・赤飯・長寿銭/あやかりの習俗 板橋/春夫?著 社会評論社 2009.10 385.2/C p.162-164,
参考資料:
6 三省堂類語新辞典 中村/明?編 芳賀/綏?編 三省堂 2005.11 813.5/SA p.1218「年齢」,
参考資料:
1 モノの呼び名事典 GROUP21?編 日東書院本社 2009.10 031.8/MO 形あるもののみ,
参考資料:
2 モノの名前大図鑑 日本鶏肋舎?編 ワニマガジン社 1999.7 049/MO 形あるもののみ,
参考資料:
3 冠婚葬祭・年中行事のなぜ? 神崎/宣武?監修 ニューミレニアムネットワーク?編 ダイヤモンド社 2008.3 385/KA,
参考資料:
4 冠婚葬祭マナーBOOK マナー文化教育協会ハクビマナー学院?監修 新星出版社 2005.7 385/KA,
参考資料:
5 公営企業 第40巻第5号通巻473号 公営企業金融公庫 帝国地方行政学会 2008.8 Z404 p.72-74「エッセイ(第41回)寿命が延びれば歳祝いもふえる--傘寿、半寿、卒寿、川寿、珍寿などには笑っちゃいます
坂川 山輝夫著」,
参考資料:
6 講談社類語辞典 柴田/武?編 山田/進?編 講談社 2008.12 813.5/KO,
参考資料:
7 現代用語の基礎知識 2013 自由国民社 2013.1 813.7/G/H25 記述なし,
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