六本木の地名の由来には様々な説がある。
『角川日本地名大辞典 東京都』p.761に、松の大木が6本あったことからつけられた、とある。
『港区近代沿革図集 麻布・六本木』p304-306に、以下の説が記載されている。
「上杉・朽木・高木・青木・片桐・一柳等諸侯の下屋敷・中屋敷が6軒まで集まっているので、6軒の苗字にちなんで六本木とした」、「江戸六方の男伊達が住んでいたことから、六方気というべきを、誤って六本木と呼んだ」(『十方庵遊歴雑記』より)。また、「老樹が6本あったので、飯倉六本木町と称した」(『東京案内』より)、「松の巨木6本あった為」(『府内備考』より)ともある。
『麻布區史』p.190に、麻布にあった武家屋敷の一覧表がある。
p.191青木 p.194上杉 p.199片桐 p.200朽木 p.205高木 p.212一柳があるが、上記の6軒に当たるかは不明である。
(2020年3月更新)
参考資料:港区近代沿革図集麻布・六本木港区立港郷土資料館/編港区, (p.304-306)
参考資料:麻布區史麻布区役所/編麻布区役所, (p.190)
参考資料:角川日本地名大辞典13角川日本地名大辞典編纂委員会/編角川学芸出版, (p.761)
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