イギリスの分析哲学者スティーブン・トゥールミン (Stephen Edelston Toulmin: 1922-2009) が実社会の議論形態を分析して提唱した論証モデルのこと。トゥールミンモデルでは「C:主張(Claim)」を支える根拠を「D:データ(Data)」と「W:論拠(Warrant)」に分け、さらに「Q:限定条件(Qualifier)」と「B:裏づけ(Backing)」、「R:反駁(Rebuttal)」を加えた6要素を論証の基本要素として定式化している。
原書は1958年に「The Uses of Argument.」として Cambridge University Press から出版され、2003年に Update Edition が出されている。本邦でもこの理論に関する様々な解説書等が出版されているが、原書邦訳としては資料7が2011年に出版された。
↧