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吟詠本に載っていた藤原俊成の読み仮名が「ふじわらのとしなり」となっていた。著者に直接会う機会があったので、尋ねたら「としなり」が正しい、とのことだったが、蒲郡では「俊成祭(しゅんぜいまつり)」など全て「しゅんぜい」と読む。読み方が複数あるのは分かるが、どちらが正しいのか。また使い分けがあるのか。

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どちらも正しいと言える。 歌人として見た場合、「しゅんぜい」と読まれることが多く、歴史上の官人として見た場合、「としなり」と読まれることが多い。読み分けについては不明。 蒲郡市博物館に問い合わせたところ、「俊成の子孫である冷泉家では、俊成のことを親しみをこめて『しゅんぜいさん』と呼んでいる。竹島に蒲郡の祖として俊成像を建てたとき、冷泉家にご協力していただいているので、その冷泉家にならって蒲郡市では『しゅんぜい』の読み方でそろえている」とのこと。

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