当館所蔵資料およびインターネット情報より、以下のとおり回答。
資料1:p721に「軍艦名」についての解説がある。そこには、明治初年に海軍が独立した当時の艦名は各藩海軍の寄せ集めだったためバラバラだったが、その後ルールが決まり、改正を経て確定し、原則とした命名ルールの記載がある。その内容の一部は次のとおり。
戦艦・・・国名(たとえば大和,武蔵)
巡洋戦艦・・・山の名(金剛,霧島)
一等巡洋艦・・・山の名(古鷹,羽黒)
二等巡洋艦・・・川の名(多摩,天龍)
航空母艦・・・飛行する瑞兆動物の名(翔鶴、飛龍)ただし戦艦等からの改装は原名のまま(赤城,加賀)
など。
資料2:p59~61に、「艦名由来地図」と対応する旧国名、山岳名、河川名の一覧や、「軍艦、艦艇の命名基準」の項目で解説もある。
資料3:p43「三笠」の解説に、鑑名は「山の名」とある。
資料4:「三笠山」から命名されたとある。
資料5:当館未所蔵資料ではあるが、本の内容詳細によると、軍艦が名前の傾向別に分類されている(国名、山岳名など)。
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