【資料1】『咸臨丸日記』ジョン・マーサー・ブルック著(万延元年遣米使節史料集成 第五巻 日米修好通商百年記念行事運営会編 風間書房 昭和36年8月25日 2105/490/005 p.140)によれば「勝麟太郎は大変小柄であるがよく均整がとれ、たくましく身軽である。鋭い見透かすような目、釣鼻、やや小さいあご。」
【資料2】『歴史読本 第40巻 第23号(1995.12) 西郷隆盛と勝海舟』(新人物往来社 平成7年12月1日 p.79)によれば「オランダ海軍カッテンディーケ大尉は”鋭い見透かすような眼差し、小柄であるが均整が取れ、たくましく身軽”と記し」※出典は書いていない。【資料1】の記述と似ている点留意が必要。
【資料3】『勝海舟展 没後100年』(東京都江戸東京博物館編 東京都江戸東京博物館 平成11年4月20日 M3624/TO-3/119 p.53)に勝海舟の着物の展示物「上78×69cm 下88×101cm」とあるのでそこから推定する。
参考まで【資料4】『龍馬伝 2010年NHK大河ドラマ特別展』(NHKプロモーション編 [市川寛明他解説] NHK,NHKプロモーション 平成22年4月27日 [再版] M3624/TO-3/341-S00 p.29)に掲載されている中岡慎太郎の着物は「肩幅70cm身丈63cm袴丈101cm」から、中岡の身長を「153cm」と推定している。
【資料5】『日本の偉人「身体検査」篠田達明』(『文芸春秋スペシャル』№20(2012夏号)p.128) によると「身長156センチ。眼光炯々とした赤ら顔。短軀なるも強壮な体形と胆力を備える。」(記録や肖像画、遺品などから推定。)
【資料6】『勝海舟 戦わなかった英雄』(鵜澤義行,東都よみうり編集部著 ごま書房新社 平成22年1月12日 p.38)によると「象山の身長は174センチで、海舟より17センチ高く」(p.38)とあるので157cm、「勝海舟の銅像は、本人の身長158センチの1.6倍の255センチ」(p.195)としているが出典はない。
【資料7】『勝海舟伝』勝部真長著(『氷川清話』 勝海舟著 角川書店 昭和47年12月20日 9146/B131/72 p.289)には「五尺そこそこの小男であった」とある。
※【資料2】p.21に海軍奉行時代に他の人物と並んでいる写真があるので、その比較でも推定する事ができる。
↧