当館所蔵資料より、以下を紹介。
資料1:「家に「年神様」というお正月の神様をお迎えするため」とあり、「年神様は、新しい年を元気に過ごすための力をさずけてくれます」との記述もある。
資料2:「年神を祭る場所を示すために注連縄を張ります。注連縄は一定の区域を仕切るための縄張りであり、神事の際には神聖な場所と俗世間を区切るために張られます」とある。
資料3:「年神をむかえるために悪魔ばらいをして清らかになった家のしるし」との記述あり。
資料4:「祭りをおこなっている神聖な場所であることを示し、わざわいが家の中にはいりこむのをふせぐという意味があります」とある。
資料5:「年神さまをむかえる神聖な場所をしめすために張り、魔よけにもなると信じられてきました」とある。
資料6:注連飾りを飾ることによって「厄をはらう」という意味があるとの記述あり。
資料7:「しめなわの歴史」の項があり、しめなわを事典で調べてみると「地域を区切るための目印。特定の人の占有する土地だから出入りを禁止するしるしとして張りめぐらす縄。特に神前や神事の場にめぐらして神聖な場所を示す。村境や門口に引いて外の災いの神が内に入らないようにする」というような説明があるとの記述あり。しめなわの作りかたの掲載あり。
資料8:注連飾りの項目があり、「神域を作り上げ、周囲の不浄を断つために飾る」「歳神さま、お正月さま、あるいは歳徳さまと呼ばれる神さまをお迎えしてお祀りするお正月は、神さまのおいでになるという神聖な場所に、周囲の不浄を断つ印として注連縄をかけます」との記述あり。カラー写真で、地方の注連飾りが紹介されている。
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