せいせきずし【聖蹟図志】 国史大辞典
陵墓の位置と形状を見取図風に画いたもの。津久井清影(本名平塚利助、瓢斎と号す)の著で安政元年(一八五四)十一月の自序があり、同じく清影の著である『陵墓一隅抄』の付図として作成されたものである。本書は、はじめは一冊本であったが、のち薩摩の人田原篤実の神代三陵図とその考説を加え、さらに十数葉の図を増補して「神代并諸国部」「京郊并山城部」の上下二帖に編成、はじめに地域別に陵墓の位置を示した総図を置き、次に個々の陵墓の細図を配している。・・・
[参考文献]
和田萃「山陵家平塚瓢斎」(森浩一編『考古学の先覚者たち』所収)
聖蹟図志 古典籍総合データベース 早稲田大学図書館
http://www.wul.waseda.ac.jp/kotenseki/search.php?cndbn=%90%B9%90%D6%90%7D%8Eu (2013/01/07確認)
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