万代順四郎の三井銀行名古屋支店長在任時（大正13(1924)年5月～昭和2（1927）年9月）における、豊田自動織機製作所との関係について以下の調査を行いましたが、関連資料は見当たりませんでした。【 】内は当館請求記号です。
１．社史、営業報告書
以下の資料に関連する記述は見当たりませんでした。また、三井銀行名古屋支店の資料は当館所蔵資料中に見当たりませんでした。
●『四十年史』豊田自動織機製作所 1967 【DH22-3】
・pp.85-92「第一編沿革 第五節第一次世界大戦と綿紡織業」
・pp.93-102「第二編創業期（大正十五年～昭和七年） 第一節会社の設立」
・pp.103-113「第二編創業期（大正十五年～昭和七年） 第二節刈谷と豊田の事業」
●『営業報告書集成．マイクロフィルム版』雄松堂アーカイブズ 1966-2008 【YA-100（マイクロフィルムリール）】
・豊田自動織機製作所 第二回（昭和2.4.1～9.30）（リール番号1R202 に収録）
●『三井銀行：100年のあゆみ』三井銀行 1976 【DF238-60】
●『三井銀行八十年史』ゆまに書房 1998.7 注記：昭和32年刊の複製 【DF238-G11】
●『三井銀行五十年史』 三井銀行 1926 【338.61-M554m】
●『三井銀行史料』日本経営史研究所 1977.11-1978.6 6冊 【DF238-105】
内容：1 営業報告書 2 支店長会記録 [1] 3 支店長会記録 [2] 4 支店長会記録 [3] 5 規則・資金運用 6 報知付録
２．伝記
『近代日本経済人伝記資料目録』（東京大学出版会 1980.3 【D1-260】）などの経営者伝記資料目録を確認しましたが、万代順四郎、豊田佐吉について、すでにお調べの資料以外の資料は見当たりませんでした。NDL-OPACで見つかった以下の資料にも関連する記述は見当たりませんでした。
●『出会いの不思議 : 明治大正期の三井銀行にみる慶應義塾と青山学院の人脈』東京図書出版会 リフレ出版 (発売) 2010.8 【GK13-J615】
・pp.134-175「万代順四郎」
３．新聞記事、雑誌記事
以下の文献・記事検索データベースに該当記事は見当たりませんでした。
●NDL-OPAC（雑誌記事索引）
●聞蔵Ⅱビジュアル（朝日新聞）、ヨミダス歴史館（読売新聞）、毎索（毎日新聞）（すべて当館契約の新聞記事検索データベース）
●皓星社雑誌記事索引集成データベース（当館契約の雑誌記事検索データべース）
●GeNii（NII学術コンテンツ・ポータル） http://ge.nii.ac.jp/genii/jsp/index.jsp
４．その他
国立国会図書館デジタル化資料（http://dl.ndl.go.jp/）において「万代順四郎 豊田自動織機」、「三井銀行 豊田自動織機」のキーワードで検索しましたが関連資料は見当たりませんでした。また、以下の資料にも関連する記述は見当たりませんでした。
●小倉信次『戦前期三井銀行企業取引関係史の研究』泉文堂 1990.11 【DF238-E20】
●藤田幸敏「三井物産名古屋支店と豊田自動織機製作所--昭和7年から13年にかけて」（『経営研究』愛知学泉大学経営研究所 14(1) (通号 34) 2000.6 pp.55～77 【Z4-972】）
（インターネット及びデータベース最終アクセス日：2013年2月18日）
事前調査事項:＜これまで調査した内容＞
万代順四郎は明治40年(1907年)に三井銀行に入社し、大正13年(1924年)5月に同行名古屋支店長に着任し、昭和2年(1927年)9月に大阪支店長に転任、後には頭取・会長にも就任しています。
万代順四郎が豊田家(あるいは豊田自動織機（現在のトヨタ自動車）)を支援していたことを伺わせる記録として、万代の追想集である『在りし日』(1964年)のp.226とp.168に関連する記述があります。
『在りし日』の記述からは万代が支援していた時期は不明ですが、現在のトヨタ自動車の創業時である昭和12年には万代は既に三井銀行会長に就任していることから、名古屋支店在任時と考えるのが自然かと思われます。
＜その他調査済資料＞
・トヨタ自動車の各種社史（二十年史、三十年史、五十年史、七十五年史については自社のサイトで確認済）
・『豊田佐吉伝』(トヨタ自動車工業)
・『豊田喜一郎文書集成』(名古屋大学出版会)
・石川英夫『種蒔く人：万代順四郎の生涯』(毎日新聞社)
・木山実「藤野亀之助論：三井・トヨタ関係構築史」(商学論究58(3))
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