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第二阪神国道(国道43号)について、計画及び工事の実施、開業当時の様子の記録などを閲覧したい。 この道路の「二国(にこく)」という略称や、「国道43号」という名称との関係について確かめたい。

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尼崎市立地域研究史料館では『第二阪神国道工事誌』『第二阪神国道開通記念パンフレット』等の参考文献や、開業前後の写真、地図等を所蔵しており、閲覧することができます。 同国道の兵庫県部分は昭和38年(1963)1月6日開通であり、本年(平成25年・2013)1月6日に開通50周年を迎えました。 この国道は、建設当時は「第二阪神国道」と呼ばれており、「二国(にこく)」という略称で親しまれていました。昭和2年に開通した阪神国道(現・国道2号)が「阪国(はんこく)」と呼ばれていたので、これと区別する呼び方であったものと考えられます。このため国道2号沿いには「阪国」を冠した事業所名が、国道43号沿いには「第二阪神」を冠した事業所名が、現在も残っています。 阪神国道が国道2号となったのは、昭和27年公布の新道路法により国道番号が付けられることになって以降です。同法施行後に建設された第二阪神国道は、開通当初から国道43号という番号が付され、当時は「第二阪神国道」という呼び方と「国道43号」という呼び方、さらには「二国」という略称が併用されていました。しかしながら、年代を経るにしたがって「第二阪神国道」という呼称は使われなくなり、それとともに「二国」という略称の由来を知る人も少なくなり、今日ではむしろ国道2号が「二国」と呼ばれることが多いようです。

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