国立国会図書館<リサーチナビ>の「ベストセラー」の調べ方を紹介しつつ、
『出版指標年報』 などの図書資料も案内。
回答プロセス:【Web情報】(2011.11.7確認)
○国立国会図書館<リサーチナビ>にて「ベストセラー」の調べ方が詳細に紹介されており、
週間、月間、年間、長期に分けてベストセラーを調べるツールが網羅的に紹介されている。
今回の調査依頼に関しては、このサイトを元に回答可能。
http://rnavi.ndl.go.jp/research_guide/entry/post-362.php
○TOHAN<年間ベストセラーアーカイブ>
2007年から2010年までのベストセラー情報あり。
http://www.tohan.jp/cat2/year/
○<ベストセラー 年度別 明治3年~の記事一覧>日本著者販促センター
明治3年から2010年までと、広範囲の情報を見ることができる。
http://www.1book.co.jp/cat_84.html
また、出典情報が参考になる:
TOHAN、『出版指標年報』、塩沢実信 編集『定本ベストセラー昭和史』、
出口 一雄 著『出版を学ぶ人のために~出版ジャーナリズム文献綜覧』など。
【図書情報】
○自館OPACにて「ベストセラー」をキーワードに検索。
『ザ・ベストセラー』という資料がヒットしたが、1985年から2004年までしか収録されておらず、
利用者に確認すると、「出来れば2005年から2010年くらいのデータがほしい」との事だったので、再度検索。
自館OPAC、Webcat等で検索したが、「ベストセラー」というキーワードでは、該当資料は見当たらず。
○書架をブラウジングし、『出版年鑑』をピックアップ。
第3編 統計・資料に「全国ベストセラーズ」の項目があり、前年のベストセラーが掲載されていたが、
こちらは書籍全般のベストセラーTOP20で、分野別には掲載されていなかった。
【調査結果】
Web情報に加えて、、『出版指標年報』を紹介。
この資料の所蔵館を調べると、近隣では神奈川県立図書館にて、1959年から2011年までの
所蔵があるめ案内。
参考資料:『ザ・ベストセラー』, (日外アソシエーツ株式会社編集,1985-2004)
参考資料:『出版年鑑』, (出版年鑑編集部編,1995年版第1巻 - 2011, 2.)
参考資料:『出版指標年報』, (全国出版協会出版科学研究所, 1961-)
参考資料:国立国会図書館 リサーチナビ( http://rnavi.ndl.go.jp/research_guide/entry/post-362.php ),
参考資料:TOHAN<年間ベストセラーアーカイブ>( http://www.tohan.jp/cat2/year/ ),
参考資料:『定本ベストセラー昭和史』, (塩沢実信 編集)
参考資料:『出版を学ぶ人のために~出版ジャーナリズム文献綜覧』, (出口 一雄 著)
備考:少しだけ昔のベストセラーを見てみると現在では古典的作品となっているものが、
並んでおり興味深い。
現在のベストセラーの中には、100年後にも読み継がれているようなものが果たしてあるのだろうか。
1866年(慶応2)…福沢諭吉『西洋事情・初篇』尚古堂、
1870年(明治3年)…内田正雄『輿地誌略』大学南校、
1871年(明治4年)…中村敬宇訳『西国立志編 和本十一冊』
1872年(明治5年)…福沢諭吉『学問のすすめ 和本十七冊』自家版
1875年(明治8年)…福沢諭吉『文明論之概略 和本六冊』自家版
1878年(明治11年)…ジュール・ヴェルヌ原作 川島忠之助訳『新鋭・八十日間世界一周』
1885年(明治18年)…坪内逍遥『当世書生気質』晩青堂
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