以下の資料が役に立った。
・『マーブル染』貴田庄、芳賀書店、2001
マーブル模様の実物写真と名称、並びに作成方法から歴史までもが説明されている。
・『西洋の書物工房』貴田庄、芳賀書店、2000
その名の通り、西洋書物製作全般に関する内容となっている。マーブル紙もその中に位置づけられており、
大変有益な内容。また、ディドロ『百科全書』から当時の作成風景が転載されており『百科全書』における
解説へと話題を展開する起点としても有益。
・「18世紀フランスのマ-ブル紙づくり--ディドロとダランベ-ルの「百科全書」における「マ-ブル紙職人」を中心として」
貴田庄, 『武蔵野美術大学研究紀要』 (24), p81-91, 1993
上記資料からマーブル紙には以下のような種類があることが分かった。
・(和)矢羽模様 (英)Feather (仏)Chevron
・(和)渦巻模様 (英)Curl (仏)Coquille
・(和)陰影模様 (英)Spanish (仏)Ombre
・(和)ゼブラ模様 (英)Zebra (仏)Lignes et Gouttes
・(和)ストーモント模様 (英、仏)Stormont
・(和)花束模様 (英、仏)Bouquet
・(和)升目模様 (英)Square (仏)Carre
・(和)孔雀模様 (英)Peacock (仏)Paon
・(和)静脈模様 (英)Italian (仏)Veine
・(和)草花模様 (英)Herb (仏)Herbe
・(和)二重模様 (英)Overlay (仏)Double
・(和)墨流し模様 (英、仏)Suminagashi
・(和)櫛目模様 (英)Comb (仏)Peigne
・(和)二重マーブル模様
・(和)虎目模様 (英)Tiger eye (仏)oeil de tigre
上記種類に加え、バリエーションは無限に広がる。
そもそもマーブル紙にはひとつとして同じものはない。
参考資料:『マーブル染』, (貴田庄著 芳賀書店 2001))
参考資料:『西洋の書物工房』, (貴田庄、芳賀書店、2000)
参考資料:「18世紀フランスのマ-ブル紙づくり--ディドロとダランベ-ルの「百科全書」における「マ-ブル紙職人」を中心として」, (貴田庄,『武蔵野美術大学研究紀要』 (24), p81-91, 1993)
参考資料:THE SPECIAL COLLECTION PAPER HISTORY OF THE
KB:An illustrated selection of highlights Henk Porck( http://www.ndl.go.jp/jp/aboutus/pdf/forum2_no20.pdf ),
備考:関連レファレンス事例
http://crd.ndl.go.jp/GENERAL/servlet/detail.reference?id=1000087742
<展示>マーブル紙に見る書籍の美
http://www.kanagawa-u.ac.jp/library/organize/exhibition/2011/07/003282/
目録
http://www.kanagawa-u.ac.jp/library/organize/exhibition/marble%20list.pdf
マーブル紙 サンプル
http://hdl.handle.net/10487/8800
『The whole art of marbling…』(マーブリングの全技法)
http://klibredb.lib.kanagawa-u.ac.jp/dspace/handle/10487/9167
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