『史跡めぐり水戸八景碑』のp.61に、水戸八景碑巡りについての記述が有ります。これによりますと、各所を巡った場合、当時の里程に換算すると約22~23里となり、水戸藩の青年武士達はこれを1日で踏破することで、足腰や健脚を競い合ったそうです。昔の人は歩くペースが速かったと思われますので、おおよそ12時間以内で巡れたのではないかとも書かれています。
また,『水戸八景』や「水戸八景覚書(一)」(『郷土文化 第45号』所収)では,一日を要してまたは一日で踏破との記述があります。
回答プロセス:(1) 当館DBで検索(検索語:「水戸八景」)
○『史跡めぐり水戸八景碑』
pp.61-63 一時間に一里半から二里位の速さで歩いたとすれば十二時間以内位で巡ることが出来たのではないかと書かれている。
×『水戸八景めぐり』 昭和51年11月7日に実施された水戸八景めぐり企画の日程等が書かれている。バスでの走行所要時間(目安)あり。
○『水戸八景』 水戸八景の概説と各場所の解説あり。
pp.10-14「水戸八景巡り」の中で,「全行程二二里余(約九〇キロメートル),一日を要して水戸八景巡りを終えた水戸藩士は・・・(略)」とある。
(2) 茨城県立図書館OPACで検索(検索語:「水戸八景」)
○「水戸八景覚書(一)」(『郷土文化 第45号』所収)
p.150 「八景を外廓線でつなぐと一巡約九一キロメートル,青年藩士が難行程ながら一日で踏破し,健脚を競った」とある。
(3) 書架より探す
×『水戸名勝記』 →pp.70-71 水戸八景の位置
×『茨城名勝志 全』 →pp.10-11 水戸八景の項目あり
×『写真で綴る文化史シリーズ1 茨城の文学碑』 →p.216- 水戸八景概説
参考資料:但野正弘 著 , 但野, 正弘, 1940-. 水戸八景碑 : 史跡めぐり. 水戸史学会, 1997.
http://iss.ndl.go.jp/books/R100000002-I000002624007-00, 476460244X(当館請求記号 K291/44)
参考資料:堀口友一 著 , 堀口‖友一. 水戸八景. 崙書房出版茨城営業所, 1991.
http://iss.ndl.go.jp/books/R100000001-I001119200-00, (当館請求記号 K291/39)
参考資料:茨城県郷土文化研究会 編 , 野上平(1936〜) , 菊池健晴 , 堀辺武 , 久野勝弥(1938〜) , 村内必典 , 白井光弘 , 高橋義恭 , 網代茂(1926〜) , 小林義忠 , 蓼沼香未由 , 古市巧 , 仲田安夫 , 佐藤次男(1931〜) , 茨城県郷土文化研究会. 郷土文化 第45号. 茨城県郷土文化研究会, 2004.
http://iss.ndl.go.jp/books/R100000001-I016013117-00, (当館請求記号 ZK/3/45)
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