例えば、次のような所蔵あり。
・200ジャズ語事典 200ジャズ語事典編纂委員会/編 立風書房 1990.7
※p.241「ズージャ」の項に次のような説明あり。
「・・・数字のことをドイツ語のC(ツェー)D(デー)E(エー)F(エフ)G(ゲー)A(アー)H(ハーもしくはベー)でそれぞれ1,2,3,4,5,6,7を示す。・・・」
・業界用語のウラ知識 ラッコブックス ジャーゴン・アカデミー/著 新潮社 2003.6 814.9
※p.58「ゲーセン」の項あり。「ゲーセン」→「G千」→「5000円」といった説明あり。
・客商売の隠語符牒 田中小実昌 監修 新風出版社 1970 (五分間情報シリ−ズ)
※「タレントの隠語」のp.182「ツェー・セン」の項あり。
次のような説明あり。
「数の一〇〇〇のこと。芸能界では数を数える場合、だいたいにおいてドイツ語のアルファベットを使う。・・・金額などはこの隠語で交渉する。・・・」
・朝日新聞 縮刷版 2008年11月
※p.711
11月14日 夕刊「be金曜」「(いろはに)お鳥目 お金に対する慎み」
次のような記述あり。
「・・・ミュージシャンの間では「ギャラはツェーマンゲーセン」と謎めいた符丁が使われる。「ド・レ・ミ・ファ・ソ」を「C(ツェー)・D(デー)・E(エー)・F(エフ)・G(ゲー)」とドイツ語読みし、「1・2・3・4・5」に置き換える。つまり「1万5千円」なり。ギョーカイっぽい響きにも、金銭に対する伝統的な含羞や慎みが潜んでいるようで面白い。(藤崎昭子)」
備考:(関連資料)近代デジタルライブラリー
・暗黒街往来 : 隠語・符牒辞典 図書 和田信義 著 (東亜書房, 1936)
http://kindai.ndl.go.jp/info:ndljp/pid/1096008
・軽便必用電信符牒語 図書 青木真吉 著 (芙蓉堂, 1881)
http://kindai.ndl.go.jp/info:ndljp/pid/805445
・通客必携符牒便覧 図書 片岡橘坪 (印度処士) 編 (壱万伝授社, 1891)
http://kindai.ndl.go.jp/info:ndljp/pid/863486
・社会ユーモア・モダン語辞典
符牒 / 173 (0095.jp2)
http://kindai.ndl.go.jp/info:ndljp/pid/1109797/95
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