豊中市教育センターhttp://www.toyonaka-osa.ed.jp/educ/index.cfm/1,html が、過去に豊中市で使われた教科書を所蔵している。
中学英語については昭和37年(1962)から所蔵があり。昭和37年のものは巻頭にブロック体・筆記体の書き方があると確認済。これより新しいものについても、事前に連絡して教育センターを訪問すれば閲覧可能とのこと。教育センターの開館日と電話番号をお伝えした。
後日、朝日新聞に関連記事があることが判明した。
回答プロセス:豊中市立図書館では現在市立小中学校で使われている教科書については所蔵しているが、古いものは所蔵がない。http://crd.ndl.go.jp/reference/detail?page=ref_view&id=1000100565
教育センターに問い合わせ、所蔵状況と内容確認を依頼。利用者の求める内容が調べられそうであると判明したため、直接行ってくださるようお伝えした。
なおレファレンス協同データベースで「筆記体」を検索すると、近畿大学中央図書館の事例http://crd.ndl.go.jp/reference/detail?page=ref_view&id=1000043787 、成田市立図書館の事例http://crd.ndl.go.jp/reference/detail?page=ref_view&id=1000083556 広島大学図書館の事例http://crd.ndl.go.jp/reference/detail?page=ref_view&id=1000103504 などがヒット。これらを参考に大阪府立図書館から下記の資料を取り寄せ内容を確認したが、筆記体について特に取り上げた記載は発見できず。
『近代日本の英語科教育史』(東信堂)
『平成20年改訂 中学校教育課程講座 外国語』(ぎょうせい)
『日本人は英語をどう学んできたか』(研究社)
後日、朝日新聞記事データベース「聞蔵Ⅱビジュアル」に、2008年3月15日夕刊の記事「(教科SHOW)中学校の英語 筆記体は日本独自のもの?」があることが判明。これによると、「生徒の学習負担に配慮し筆記体を指導できる」と学習指導要領が改訂されたのを受け、2002年から筆記体は教科書で扱われなくなったり、扱いが縮小されたりしているとのこと。
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