インターネット上では下記ページなどにより、理由が説明されています。
「知識の宝庫!目がテン!ライブラリー」
(http://www.ntv.co.jp/megaten/library/date/04/09/0912.html)
「「虫の鳴き声の高さ」: 音のソムリエ」
(http://www.blog-animo.net/sound/2010/07/post-64b6.html)
上記2つのサイトでは、電話が通すことができる音の周波数が300~3,400Hz(ヘルツ)なのに対して、虫の声はそれ以上(スズムシはおよそ4,500Hz)のものが多いため電話を通して虫の声を聞くことができない、とあります。
ただ、以下のサイトで紹介されているように携帯電話の高性能化により拾える周波数の帯域が広くなり、スズムシの鳴き声も聞こえる場合もあるようです。
「「鈴虫の鳴き声まで聞こえる?」 ドコモがVoLTEで高音質通話:日経ビジネスオンライン」
(http://business.nikkeibp.co.jp/article/report/20140513/264408/?rt=nocnt)
図書館所蔵資料では、電話との関連についての直接の記述は見つかりませんでしたが、電話や虫の声の周波数の帯域について記載がある資料として下記資料が見つかりました。
【資料1】『鳴く虫の科学 なぜ鳴くのか、どこから音を出すのか、そのメカニズムを探る 子供の科学★サイエンスブックス』(高嶋清明写真・文 誠文堂新光社 2013)p.50
「音の高さの分布図」があり、電話の帯域や様々な虫の声の帯域が掲載されています。スズムシの帯域については記載がありません。
『鳴く虫セレクション 音に聴く虫の世界 大阪市立自然史博物館叢書』(大阪市立自然史博物館編著 東海大学出版会 2008)
『心にひびけカンタンの声 わたしの昆虫記』(矢島稔著 偕成社 2007)
などにも様々な虫の周波数が記載されています。
(インターネット最終アクセス2014年8月27日)
回答プロセス:当館で以下の書架をブラウジングするも関連する記述は見つからない。
「486:昆虫学」「424:振動学、音響学」「524:通信工学」
当館OPACで「書名:鳴き声 虫」で検索し、以下の資料を確認した。
『鳴く虫観察事典 自然の観察事典』(小田英智構成・文 偕成社 2007)
当館OPACで「書名:鳴く虫」で検索し、以下の資料を確認した。
『鳴く虫の科学 なぜ鳴くのか、どこから音を出すのか、そのメカニズムを探る 子供の科学★サイエンスブックス』(高嶋清明写真・文 誠文堂新光社 2013)【資料1】
『野山の鳴く虫図鑑』(瀬長剛絵・文 偕成社 2010)
『鳴く虫セレクション 音に聴く虫の世界 大阪市立自然史博物館叢書』(大阪市立自然史博物館編著 東海大学出版会 2008)
『昆虫のふしぎ ポプラディア情報館』(寺山守監修 ポプラ社 2007)
『鳴く虫の世界 科学のアルバム』(佐藤有常写真 あかね書房 2005)
その他児童書の図鑑、昆虫や科学の質問を確認したが記載のあるものは見つからなかった。
参考資料:『鳴く虫の科学 なぜ鳴くのか、どこから音を出すのか、そのメカニズムを探る 子供の科学★サイエンスブックス』(高嶋清明写真・文 誠文堂新光社 2013)(0600486433),
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