次の資料に参考になりそうな記述あり。
・科学マジック 1 アマチュア実験室 ケニス・M.スエジー/著 白揚社 1969.5
※p.115-116「”海の音”は共鳴から生まれる」あり。
・面白い科学実験室 3 カールトン・ジョン・リンド/著 白揚社 1971.1
※貝ではないが、牛乳瓶やコップを耳に寄せて音を聴く実験が
p.42「27.海の音」に紹介されている。また、p.222にその実験の解説がある。
・おもしろい音の世界 中野有朋/著 日刊工業新聞社 1984.8
※p.146-148「46 扇風機に吹かれるビール」にビール瓶が鳴る理由の説明があり、
その文章の末尾に次の文あり。
「・・・そういえば、海辺でひろった貝殻を耳にあてて聞いた、とぎれとぎれの音も、海辺のざわめきが鳴らした貝殻の空気の共鳴の音であった。」
・続・先生を困らせた324の質問 山崎昶/著 三田出版会 1996.11
※p.30「011 茶碗や貝殻を耳に当てるとゴーッという音がするのはなぜ?」
「わたしの耳は貝のから、海のひびきを懐かしむ」という詩を紹介しながら、次のような説明がされている。
「・・・この詩のように、海辺で拾った貝殻を当ててみると、潮騒のような音が聞こえるのは、外界からの音のなかで、ちょうど海の波の発する音と同じような周波数の部分以外がさえぎられて弱くなるからでしょう。貝殻の角度を変えてみると、音の高さや強さも変わります。私たちのまわりには予想外にたくさんの音波が発生するものが存在していますが、ふだんあまり気にしていないのです。この中の一部が、耳に当てた貝殻のおかげで鼓膜に届きやすくなるのです。」
・子供にウケル謎解き雑学 坪内忠太/編著 新講社 2004.1
※p.65「耳の穴に指を突っ込んで聞こえるゴーッという音は何?」
・ハテ・なぜだろうの物理学. 1 J.ウォーカー 著 ; 戸田盛和, 田中裕 共訳. 培風館, 1979.12.
注記:原タイトル: The flying circus of physics with answers.
※p.26「共鳴 1.49 貝のつぶやき」、p.102-103 1.49の「略解」あり。
(調べ学習)
回答プロセス:(1)貝類の本、子ども向けのQ&Aの本をいくつか見るが見当たらなかった。ネットで検索するうち、音響に関する本や耳に関する本にもあるかもしれないと考えた。
(2)WebcatPlusの「一致検索」で「キーワード」に「貝 耳 音」と入力して検索
・先生をもっと困らせた324の質問 / 山崎昶. -- ベストセラーズ, 2000.5. -- (ワニ文庫)
※「茶碗や貝殻を耳に当てると、ゴーッという音がするのはなぜ?」という内容を含む。
この本そのものは所蔵していない。
(3)ネット上で次のような情報がある。文献の出典はなし。
①「Q31 貝殻に耳を当てるとゴーッと、潮騒の音がするのはなぜだろう?」(七尾海上保安部)
http://www.kaiho.mlit.go.jp/09kanku/nanao/info/qa/nanndaro5/nanndaro5.htm
※次の説明あり。
「耳はいろいろな音の周波数を、巧みに聴覚神経に伝える仕組みになっています。
耳はたいへん優れた集音機能をもっています。貝殻を耳に当ててみると、潮騒のような音が聞こえるのは、外界からの音の中で、ちょうど潮騒の音と同じような周波数の部分以外が、さえぎられて弱くなるからでしょう。
貝殻の角度を変えてみると、音の高さや強さも変わります。普段はあまり気にしないで生活していますが、私たちのまわりには予想外にたくさんの音の周波数を発生するものが存在しています。 この中の一部が、耳に当てた貝殻のおかげで、鼓膜に届きやすくなるのです。
いろいろな貝殻でためしてみてください。」
②「貝に耳をあてるとなぜ・・・」
http://plus.hangame.co.jp/browse/db_detail.php?dir_id=11&docid=38218
③「定常波と共鳴」
http://nkiso.u-tokai.ac.jp/physdb/wave/Resonance.swf
※次のような趣旨の説明あり。
貝殻を耳に当てると海の音がするのは、周囲の音波のうち、貝殻の中の空気の固有振動数に合う音波が貝殻の中で共鳴を起こして音が聞こえる
④Dr.フーの雑学教室
http://www.geocities.jp/tac1964jp/Dr.fu-room.htm
「貝殻に耳を当てると回りの音のうち、貝殻の中の容積に合う音波が固有振動数として共鳴します。 これを定常波とか定在波と呼びますが、ここで今日は同じような原理の楽器のパンを作ることにしましょう・・・」
⑤貝殻を耳に当てたときの音について
http://oshiete1.goo.ne.jp/kotaeru.php3?q=1164800
⑥NHK解体新ショー番組HP
http://www.nhk.or.jp/kaitai/archive/p_archive_20070414.html
※次の関連情報あり。(貝を耳に当てたときの音の原理とは違うようだが・・・)、
2007年4月14日 放送内容
「耳に指を入れたとき、聞こえてくる不思議な雑音の正体は?
手や腕の筋肉の音。筋肉は力を入れると音を立てる。」
(3)その他
次の資料にはなし。
・音のなんでも小事典 脳が音を聴くしくみから超音波顕微鏡まで ブルーバックス 日本音響学会/編 講談社 1996.12
・音のなんでも実験室 遊んでわかる音のしくみ ブルーバックス 吉澤純夫/著 講談社 2006.6
・音の百科事典 音の百科事典編集委員会/編 丸善 2006.1
・音のふしぎ百科 1 五感のふしぎシリーズ 繁下和雄/編著 樹立社 2002.4
・音のふしぎ百科 2 五感のふしぎシリーズ 繁下和雄/編著 樹立社 2002.4
・巻き貝はなぜらせん形か 「かたち」を科学する ブルーバックス 高木隆司/著 講談社 1997.6
・365日魚と貝のなぜなぜ事典 久保田久喜/著 啓明書房 1982.6
次の資料は未確認。
・貝 1 特徴がすぐわかる学研生物図鑑 巻貝 学習研究社 1990.3
・貝がらと海の音 (新潮文庫) (文庫) 庄野 潤三 (著)
・耳に貝をあてると海の音 / 鹿島和夫[他]. -- 理論社, 1985.12
(当館関連事例)
・「録音された自分の声が、いつもの自分の話し声と違って聞こえる理由」について調べたい
http://crd.ndl.go.jp/GENERAL/servlet/detail.reference?id=1000066570
参考資料:・ハテ・なぜだろうの物理学. 1 J.ウォーカー 著 ; 戸田盛和, 田中裕 共訳. 培風館, 1979.12.
注記:原タイトル: The flying circus of physics with answers.,
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