次2点の関連資料あり。
(1)日本経済新聞 昭和62年(1987年)10月7日付 朝刊 32面 (※縮刷版で確認できます)
「楊枝と奇縁歴史ほじる」 丹羽源男 (にわ・もとお=日本歯科大学教授。『楊枝の今昔史』の著者)
「こけし楊枝については、頭のくびれた部分を折って楊枝置きにする、という風評がある。
私もその点が気になっていたので、先般河内長野市を訪ねたおりに、
大阪府妻楊枝協同組合の西野精郎さんたちに聞いたら、なんの根拠もないことがわかった。
昭和三十年代半ばに、高山の楊枝職人がこけしを模してデザインしたものだという。」
(2)『最後の職人伝 : 「手業(てわざ)」に学べ』 人の巻 塩野米松著 平凡社 , 2007.1
p.123
「この楊枝の頭を,コケシって言うんです。人形のこけしの頭に似ているからです。
このコケシは,メーカーによって溝の付け方が,ちょっと違うのです。
どこの楊枝かすぐわかるように。まあ,ブランドですわね。」
(「爪楊枝 (大阪府河内長野市) 大阪の爪楊枝職人・場工耕司(ばくこうじ)さんの話」)
(3)身近なモノ事始め事典 三浦基弘/著 東京堂出版 2010.9
p.118-120「爪楊枝の溝」あり。4つの説が紹介されているが、最後に「さて、上の4つのどれが正しいのだろうか。」と結ばれている。
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