ご照会の件について回答します。【 】内は、当館請求記号です。また、インターネットへの最終アクセス日は、2012年9月26日です。
当館では「長寿山丸」の乗船者名簿そのものは所蔵しておりません。
次の資料およびデータベースを調査しましたが、「長寿山丸」の乗船者名簿は確認できませんでした。
(1)軽部 運代. 長崎 洋. 国立国会図書館所蔵近代日本軍事関係名簿類目録.
参考書誌研究 (74) 2011.3 pp.35~172 【Z21-291】
(http://rnavi.ndl.go.jp/bibliography/tmp/74-04.pdf)
(2)NDL-OPAC 国立国会図書館蔵書検索・申込システム
(https://ndlopac.ndl.go.jp/F?func=file&file_name=login&?RN=937185922)
(3)近代日本軍事関係文献目録(http://rnavi.ndl.go.jp/gunji/)
(4)国立国会図書館サーチ(http://iss.ndl.go.jp/)
(5)NACSIS Webcat (http://webcat.nii.ac.jp/)
(6)聞蔵IIビジュアル 当館で契約している新聞記事データベース
(7)ヨミダス歴史館 当館で契約している新聞記事データベース
*データベースを調査する際は、「長寿山丸」「乗船名簿」「乗船者 名簿」をキーワードとし、検索しました。
また、亡くなった船員の名簿として、(8)の資料を所蔵しており、長寿山丸の船員1名も含まれていました。なお、戦没した船と海員の資料館ホームページによると、長寿山丸沈没で亡くなった船員は1名です。
http://www.jsu.or.jp/siryo/map/nippon/kyusyu/kyusyunisi/amakusa/tyojyuzan_t.jpg
(8)『戦没船員名簿』 戦没船員の碑建立会, 1972【D4-168】
*当時の厚生省援護局保管の戦没者原簿に載っている戦没船員60331人を本籍都道府県別、所属別に分類し、氏名の五十音順にまとめたもの。氏名、生年月日、没年月日、死亡場所、船名、職名、本籍地、遺族名を掲載。
そのほか、次の機関では、戦没船や戦没船員についての情報を収集・管理しているようです。詳しくは、直接お問い合わせください。
・戦没した船と海員の資料館
http://www.jsu.or.jp/siryo/
・戦没船を記録する会
http://www.ric.hi-ho.ne.jp/senbotusen/index.html
*この会が、戦没した船と海員の資料館を開設。
・公益財団法人 日本殉職船員顕彰会
http://www.kenshoukai.jp/index.htm
事前調査事項:長寿山丸 2,131トン 船舶所有者:朝鮮郵船 海軍徴用船 特設砲艦(大型) 1944年(昭和19年)11月9日 米潜水艦クィーンフィッシュ号により攻撃を受け沈没 死者不詳 沈没位置北緯31度15分―東経129度10分
第一次海上護衛作戦(昭和17年10月12日改正)では、第二護衛部隊 (西区域における船団護衛) 艦船番号18となっていたが、その後第一海上護衛隊所属の各駆逐艦が解隊されたため、他の船もそれぞれ艦隊・軍隊区分等が改定される。長寿山丸は東護衛隊に変わる。昭和18年11月末 第一次海上護衛隊の護衛作戦の編成に艦船番号 27 として、長寿山丸の名前が挙がっている。また、出撃記録として、昭和19年10月21日 12時 鹿児島発~同年10月25日 12時30分 那覇着 の船団に 長寿山丸の名前が記載されている。
調査済資料
「太平洋戦争沈没艦船遺体調査大鑑」 「日本商船隊戦時遭難史」 「写真日本海軍全艦艇史 下巻」 「海上護衛戦 戦史叢書」 「連合艦隊軍艦銘銘伝」 「日本特設艦船物語」 「戦時輸送船団史」
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